澱みなく、信念を★

昨日はここ!でした

常翔学園創立100周年
記念シンポジウム
◆第1部 特別講演
「歌舞伎が好きと思えた原動力」
 講演者/松本幸四郎氏

◆第2部 パネルディスカッション
「伝統の継承と革新
 ~持続可能な未来を創造する人づくり」
*パネリスト
松本幸四郎氏、
大阪工業大、摂南大、広島国際大 各学長
*コーディネータ/八木早希氏

於:大阪工業大学 梅田キャンパス
OIT梅田タワー3階「常翔ホール」

常翔トーク1

幸四郎さんの出で立ちは
チャコールグレーのダブルのスーツに
それより濃いグレーのネクタイ
(←最近ダブルが多いけど
胸板厚いからその方が絶対似合う)
襟が白、身頃が細ストライプのクレリックシャツ
御髪はキマッてました

一部の単独講演が約50分
二部のディスカッションが約90分
(コ〇ナ禍になってから)最近にない
ガッツリ、な、そして
結構な至近距離で拝めるトークという
贅沢な時間でした
こんなに長時間、スーツ姿の
幸四郎さんを愛でるってあまりないですよね
いつもとは少しばかり勝手が違う場での
テーマに基づくトークですから幸四郎さんの
緊張が伝わってきたのもある意味貴重
それでも少しばかりのユーモアも交え
自分で可愛い!と言っちゃう程カワイイ(笑)
七代目染五郎としての親子三代襲名
襲名時期を自らの死期を予期したかのように
早めた御祖父様の覚悟だったり
前代未聞、襲名披露で役が増えた「どんつく」話
好きで好きでしょうがない勧進帳弁慶
だけど41歳(まで機会がなく)にして初役で
もう少し早くやるべきだったと
(←この話ではいつも胸が痛むのです)
高麗屋の家長(十代目幸四郎)を
襲名することになる親子三代襲名話
新たに生まれる歌舞伎話では
乱歩歌舞伎/人間豹や
チャップリン歌舞伎のこと等々
スライド写真を交えながら澱みなく
到底書き尽くせない程のお話をして下さいました
見知っている話ではありますが
50を目前にした幸四郎さんのクチから
あらためて聞ける事は感慨深いもの

学生の頃、声変わりや成長痛だったり
役が付かない時期に役者をやめたいと思った時
やめたいぐらい芝居が好きなら
だったら好きなことで一番になろうと
それが歌舞伎が好きと思えた瞬間、
そこが原動力なり
今に繋がっているのではないかなと
相変わらずの歌舞伎愛と
自らの信念はブレることがない幸四郎さんです

ディスカッションでは
いつ話が振られるかわかりませんから
こちらもご本人同様緊張気味(笑)
でも学長先生も何気に
場を和ませる事の出来る方々で
徐々に場が温まるにつれ
幸四郎さんも、それに乗っかるように(笑)
大学の学長さん方の話は
興味深い部分もあったけど堅苦しく感じたり(笑)
けど元局アナの八木さんて
出来る人なんだな、即座に全体を把握し
適宜意見を求め進行させる
それに助けられた部分もあるよね
幸四郎さんの唯一の趣味が妄想、
という告白も、上手く拾って
テーマに繋げて下さったりね

2025年大阪万博を控え
日頃接点を持てないような方々との
こういうお仕事も増えていくのかな
それはそれで幸四郎さんにとっても
貴重な時間と財産になるでしょうね

余談:
ディスカッションでの幸四郎さん開始後10分位で
上着の内ポケットからサッとペンを出す(笑)
1時間後にペットボトルのお水をコップに移し替え飲む(笑)
一応?ペン持ってレジメに丸したり線引いたり(笑)
虎の巻も持ってたよね?小さめの赤いノート、、、
そんなとこを愛でるのも楽しかったです(笑)


常翔トーク2