言葉にしようとすると
涙が溢れてしようがない
現実として受け入れ難く

最後のご出演は
今春歌舞伎座の楼門五三桐
吉右衛門さん五右衛門に
幸四郎さん久吉
千穐楽を目前に体調を崩され
幸四郎さんが代役
運命なのか
託されているのか

叔父は先人を敬い
その芸を体現し
芸術である歌舞伎を
進化させてこられました
(追悼の言葉から)

まさに、幸四郎さんが
今やっていること
やり続けようとされてることは
これと同じなんですよね
そしてこれからも

叔父の芸を
永遠のものにするため
教えていただいた我々が
その情熱を心に刻み
舞台を勤めて参ります

と改めての決意

信じ難く20211128-1

取っ掛かりは違うけれど
歌舞伎の面白さ、奥深さを
教えて頂いたのは
間違いなく吉右衛門さん

熊谷直実、大星由良之助、
松王丸、梶原平三、
一條大蔵長成、佐々木盛綱、
俊寛僧都、佐野次郎左衛門、
河内山宗俊、幡随院長兵衛、
そして武蔵坊弁慶
叔父様の当たり役とされる
数々のお役
幸せなことに全部拝見出来てる
これはひとえに
吉右衛門さんと幸四郎さんが
たびたび舞台をご一緒し
ご縁が深かったからこそ、
だと感じています
まだまだ拝見したかった
そしてまだまだ
叔父甥共演して頂きたかった

吉右衛門さん、
素晴らしい舞台を
ありがとうございました
やすらかに

合掌

そして今日は
京都南座顔見世の幕が開きます

信じ難く20211128-2