随分、日にちが経ってしまいました
が、何れも様にはご機嫌麗しゅう(笑)
毎日ゲリラ豪雨や体温越えの気温等
なんだか気候が狂ってます
ともすればマスクはずしたい衝動
けど時と場合を考えなければ、です
油断大敵、このまま無事全公演 終えられますよう
今月は幕が開いてることに
大きな意味があるのですから
で、今さら既に懐かしく思える
図夢歌舞伎・千穐楽を書かずして
スルーは自分的に前に進めませんので
ささっと振り返ってみました
以下敬称略

竹田出雲 三好松洛 並木千柳作
仮名手本忠臣蔵より
図夢歌舞伎「忠臣蔵」 九、十一段目
大星由良之助
加古川本蔵
..松本幸四郎
大星力弥
..市川染五郎
勝田新右衛門..坂東やゑ亮
竹森喜多八..市川右田六
小林平八郎..市川喜楽
小汐田又之丞/高家の侍..尾上松悟
岡の新右衛門/高家の侍..坂東やゑ六
赤垣源蔵..市川笑猿
口上人形の声
..市川猿弥
本蔵妻戸無瀬
..市川猿之助
後見..市川段之
松本幸蔵・市川郁治郎
松本幸之助・松本幸次郎
竹本 竹本葵太夫・豊澤淳一郎
長唄 鳥羽屋三右衛門社中
杵屋栄十郎・鳥羽屋里松
鳴物 田中傳左衛門社中
田中傳左衛門
田中長十郎・田中傳九郎
田中傳四郎・田中傳三郎
尺八 川瀬順輔
竹本補曲 竹本葵太夫
作詞 田中傳左衛門
立師 市川猿四郎
柝 竹柴健
附打 長坂昇
大道具 歌舞伎座舞台
小道具 藤浪小道具
衣裳 松竹衣裳・日本演劇衣裳
かつら 東京演劇かつら
床山 東京鴨治床山
床山かしわや・光峯床山
照明 歌舞伎座照明部
邦楽録音・音響協力 松竹ショウビズスタジオ
配信協力 イープラス
配信 ㈱タケナカ・㈱テクノマックス
㈱COLORS
構成・演出 松本幸四郎
脚本 戸部和久
映像演出 西山理彦
撮影監督 渡邉寿岳
撮影 天野拓・千・石尾遼
松島翔平・栁沼鷹弥
音声 小野幹和・菅原武
制作 どこでも歌舞伎有志一同
金澤浩平/田原理恵子/岩井東洋/中舎尚大/小椋みどり
大木宏祐/田坂有希/戸部和久/小林史明牛尾真由美
平木桃子/岡戸優太/中野里香/古川鉄平
製作・著作 松竹株式会社

冒頭、ドラマの番宣の如く
本日最終回!!乞うご期待
と言わんばかりに、いや言ってたけど(笑)
師直が、本蔵が、顔世が、口上人形が、
由良之助が、勘平が、定九郎が!
畳み掛けるような画面造り画面送り
煽るなぁ(笑)、これから始まるぞ!
と連ドラ最終回並みにワクワクさせられる
こういうのも映像ならではですよね
そして九段目の見せ場の1つでもある
お石も小浪も、そうくるか!
と驚かされはしたけれど
やはりここは お石と戸無瀬の
子を思う親の心の葛藤を
由良之助ではなく お石で
女どおしの鬩ぎあいでみたかったな
幸四郎さんお石もやればよかったのに
なんて、ね←無茶ぶり(汗)
けど、お石を敢えて伏せたことで
戸無瀬がさらに際立ったかも
ここの由良之助は文句なくカッコいいけど
娘の為に我が身を捨て
手負いとなる本蔵に萌えるなんて
思いもよらず←不謹慎(汗)
なんだろう 父親の思いの大きさ優しさが
すごく迫ってきたのですよ
本蔵、いつかはされるお役ではあるけど
いつか、はわからない世ですから
拝見できてよかったな
いややっぱり本興行で観たい!
十一段目、討ち入り凄いな
立ち廻りのスピーディーさが半端ない
実際、刃を交えてる訳でないのに
2分割、3分割、4分割、、巧みに駆使して
観客に息つく暇を与えないというか
様々なところで切り込む浪士たちが
四十七士が私にはちゃんと見えたのですよ
そして本懐を遂げる
前回も書いた このことば、その重み
この度の思いがけなき大変にあたり
政(まつりごと)の大義は乱れ
世の人の心は曇る
然り乍ら、我ら一同
如何なる苦難に遭おうとも
日本の為、天下の為
代々繋ぐ誇りに依り魂を以て
覚悟定めし者共と
ただひたすらに志し
貫く一念、叶いて今ぞ明けの明星
必ず明日は日本晴れ
~図夢歌舞伎・忠臣蔵/十一段目より
十一段目ラストで目に光るもの
本懐を遂げた由良之助としての涙
そこには幸四郎さんとしての思いも重なる
現代に舞い降りたかのような由良之助が
大詰めのこの言葉を語り継ぐが為に
図夢歌舞伎が生まれたのでは
・・・とさえ思える
先が見えない状態から始まった図夢歌舞伎を
ただただ歌舞伎の底力を信じ
演じ続け迎えた千穐楽
終演後のトークで言葉に詰まり
意図せず思わず零れた幸四郎さんの涙は
あの時のすべてを語っていて
これまで長い間、幸四郎さんを
追いかけてきたけれど
それでも、あの瞬間 咄嗟には
受け止めきれず戸惑いもしました
私にはそれくらい重く深い涙
それでいて とても清らかでした
その(涙の写真)部分だけが切り取られ
SNS上で拡散されるのを目にするたび
胸がキュッと痛み締め付けられもした
・・・あの涙は大切に大切に
そっと胸にしまっておきます
これだけ純粋な人に
出会ったことありますか
バカが付くほど歌舞伎愛してる人いますか
彼になら任せられる
彼がいれば大丈夫
そう思って下さる方が
たくさん居て下さる、そう思っています
多くの想いを背負って一意専心
一日一日、無事幕を開け幕を閉じ
明日に未来に繋がるよう
歌舞伎座の舞台に立ち続けて下さってるのだと
歌舞伎座の客席が緩んでると聞きます
今いちど、由良之助の、幸四郎さんの、
皆の思いである この言葉を胸にしてほしい
一瞬にして消えて失くすことなど
決して無いように
番外編 図夢歌舞伎において
どうしても書いておきたかった事
それは、幸四郎さんのお化粧技術の高さ!
それに加えて、お肌の艶やかさ美しさ
今までもわかってましたけど
今回のズーム(寄り)多用で
見慣れてるはずのそのことに
あらためてハッとしたのです
あれだけの寄りに耐えうる幸四郎さんて(笑)
4Kだってイケちゃう
そう思いません?
まっ、元が良いってことです、ね(笑)


が、何れも様にはご機嫌麗しゅう(笑)
毎日ゲリラ豪雨や体温越えの気温等
なんだか気候が狂ってます
ともすればマスクはずしたい衝動
けど時と場合を考えなければ、です
油断大敵、このまま無事全公演 終えられますよう
今月は幕が開いてることに
大きな意味があるのですから
で、今さら既に懐かしく思える
図夢歌舞伎・千穐楽を書かずして
スルーは自分的に前に進めませんので
ささっと振り返ってみました
以下敬称略

竹田出雲 三好松洛 並木千柳作
仮名手本忠臣蔵より
図夢歌舞伎「忠臣蔵」 九、十一段目
大星由良之助
加古川本蔵
..松本幸四郎
大星力弥
..市川染五郎
勝田新右衛門..坂東やゑ亮
竹森喜多八..市川右田六
小林平八郎..市川喜楽
小汐田又之丞/高家の侍..尾上松悟
岡の新右衛門/高家の侍..坂東やゑ六
赤垣源蔵..市川笑猿
口上人形の声
..市川猿弥
本蔵妻戸無瀬
..市川猿之助
後見..市川段之
松本幸蔵・市川郁治郎
松本幸之助・松本幸次郎
竹本 竹本葵太夫・豊澤淳一郎
長唄 鳥羽屋三右衛門社中
杵屋栄十郎・鳥羽屋里松
鳴物 田中傳左衛門社中
田中傳左衛門
田中長十郎・田中傳九郎
田中傳四郎・田中傳三郎
尺八 川瀬順輔
竹本補曲 竹本葵太夫
作詞 田中傳左衛門
立師 市川猿四郎
柝 竹柴健
附打 長坂昇
大道具 歌舞伎座舞台
小道具 藤浪小道具
衣裳 松竹衣裳・日本演劇衣裳
かつら 東京演劇かつら
床山 東京鴨治床山
床山かしわや・光峯床山
照明 歌舞伎座照明部
邦楽録音・音響協力 松竹ショウビズスタジオ
配信協力 イープラス
配信 ㈱タケナカ・㈱テクノマックス
㈱COLORS
構成・演出 松本幸四郎
脚本 戸部和久
映像演出 西山理彦
撮影監督 渡邉寿岳
撮影 天野拓・千・石尾遼
松島翔平・栁沼鷹弥
音声 小野幹和・菅原武
制作 どこでも歌舞伎有志一同
金澤浩平/田原理恵子/岩井東洋/中舎尚大/小椋みどり
大木宏祐/田坂有希/戸部和久/小林史明牛尾真由美
平木桃子/岡戸優太/中野里香/古川鉄平
製作・著作 松竹株式会社

冒頭、ドラマの番宣の如く
本日最終回!!乞うご期待
と言わんばかりに、いや言ってたけど(笑)
師直が、本蔵が、顔世が、口上人形が、
由良之助が、勘平が、定九郎が!
畳み掛けるような画面造り画面送り
煽るなぁ(笑)、これから始まるぞ!
と連ドラ最終回並みにワクワクさせられる
こういうのも映像ならではですよね
そして九段目の見せ場の1つでもある
お石も小浪も、そうくるか!
と驚かされはしたけれど
やはりここは お石と戸無瀬の
子を思う親の心の葛藤を
由良之助ではなく お石で
女どおしの鬩ぎあいでみたかったな
幸四郎さんお石もやればよかったのに
なんて、ね←無茶ぶり(汗)
けど、お石を敢えて伏せたことで
戸無瀬がさらに際立ったかも
ここの由良之助は文句なくカッコいいけど
娘の為に我が身を捨て
手負いとなる本蔵に萌えるなんて
思いもよらず←不謹慎(汗)
なんだろう 父親の思いの大きさ優しさが
すごく迫ってきたのですよ
本蔵、いつかはされるお役ではあるけど
いつか、はわからない世ですから
拝見できてよかったな
いややっぱり本興行で観たい!
十一段目、討ち入り凄いな
立ち廻りのスピーディーさが半端ない
実際、刃を交えてる訳でないのに
2分割、3分割、4分割、、巧みに駆使して
観客に息つく暇を与えないというか
様々なところで切り込む浪士たちが
四十七士が私にはちゃんと見えたのですよ
そして本懐を遂げる
前回も書いた このことば、その重み
この度の思いがけなき大変にあたり
政(まつりごと)の大義は乱れ
世の人の心は曇る
然り乍ら、我ら一同
如何なる苦難に遭おうとも
日本の為、天下の為
代々繋ぐ誇りに依り魂を以て
覚悟定めし者共と
ただひたすらに志し
貫く一念、叶いて今ぞ明けの明星
必ず明日は日本晴れ
~図夢歌舞伎・忠臣蔵/十一段目より
十一段目ラストで目に光るもの
本懐を遂げた由良之助としての涙
そこには幸四郎さんとしての思いも重なる
現代に舞い降りたかのような由良之助が
大詰めのこの言葉を語り継ぐが為に
図夢歌舞伎が生まれたのでは
・・・とさえ思える
先が見えない状態から始まった図夢歌舞伎を
ただただ歌舞伎の底力を信じ
演じ続け迎えた千穐楽
終演後のトークで言葉に詰まり
意図せず思わず零れた幸四郎さんの涙は
あの時のすべてを語っていて
これまで長い間、幸四郎さんを
追いかけてきたけれど
それでも、あの瞬間 咄嗟には
受け止めきれず戸惑いもしました
私にはそれくらい重く深い涙
それでいて とても清らかでした
その(涙の写真)部分だけが切り取られ
SNS上で拡散されるのを目にするたび
胸がキュッと痛み締め付けられもした
・・・あの涙は大切に大切に
そっと胸にしまっておきます
これだけ純粋な人に
出会ったことありますか
バカが付くほど歌舞伎愛してる人いますか
彼になら任せられる
彼がいれば大丈夫
そう思って下さる方が
たくさん居て下さる、そう思っています
多くの想いを背負って一意専心
一日一日、無事幕を開け幕を閉じ
明日に未来に繋がるよう
歌舞伎座の舞台に立ち続けて下さってるのだと
歌舞伎座の客席が緩んでると聞きます
今いちど、由良之助の、幸四郎さんの、
皆の思いである この言葉を胸にしてほしい
一瞬にして消えて失くすことなど
決して無いように
番外編 図夢歌舞伎において
どうしても書いておきたかった事
それは、幸四郎さんのお化粧技術の高さ!
それに加えて、お肌の艶やかさ美しさ
今までもわかってましたけど
今回のズーム(寄り)多用で
見慣れてるはずのそのことに
あらためてハッとしたのです
あれだけの寄りに耐えうる幸四郎さんて(笑)
4Kだってイケちゃう
そう思いません?
まっ、元が良いってことです、ね(笑)

