本日3月3日 桃の節句


松竹創業120周年
三月大歌舞伎
通し狂言 菅原伝授手習鑑
初日おめでとうございます
博多座千穐楽を26日に終え
翌日からお稽古そしてもう初日
2月は短いから尚更早いっ
仁左衛門さん筆頭に
園生の前や覚寿、時平、白太夫など
シメて頂くお役には幹部役者さんですが
主軸は実質花形勢揃いによる今月の公演
染五郎さんは昼の部で武部源蔵(初役)を
夜の部では松王丸を通してお勤めです
久々に仁左衛門さんと絡む
お芝居はとても楽しみです
松王丸に関しては所縁の深いお役ですが
筆法伝授・道明寺の菅丞相と武部源蔵とは
ご縁がないのかと思ってましたら
菅丞相は曽祖父七世幸四郎丈、祖父初世白鸚丈が
道明寺の武部源蔵は曽祖父初世吉右衛門丈が
お勤めのようで高麗屋にとっても
所縁の深い演目のようです
通しての上演は13年振り
夜の部の演目は目にすることも多いけれど
昼の部は筆法伝授と道明寺の菅丞相様を
演じられる役者が存在してこそのもの
仁左衛門さんとしては一昨年の
花形歌舞伎で新薄雪物語をやった時のような
意味合いを込めて、の若手への演目選択のようで
(←ご自分以外の配役は
花形にせずとも、も出来たでしょうに)
今は仁左衛門さんがおられるけれど
やはり、今、みせて伝えるという意味は大きく
新薄雪は評価して下さってるみたいです
当時は演目発表時からハードル高くて
どうなることかとドキドキしましたが
結果として予想を上回り良かったもの
今回も花形の皆さんに頑張って頂きたいですね
染五郎さん、菅丞相は
(とても難しいお役ですが)演じてみたいという
興味はおありなのかなと思ってましたら
いずれは・・・ではあるけれどYESなんですね
今回、仁左衛門さんの丞相で相対するお役
源蔵を演らせて頂ける意味はやっぱりそこ
配役発表時そう感じたのは
少なからずここにもおります
そして仁左衛門さんの丞相様を
間近で感じることにより
ここでのお役源蔵は勿論のこと
松王丸を演ずる際の心も
より深くなれるのではと思います

先月の博多座遠征の際
3月は菅原伝授の通し狂言ということで
目と鼻の先なのにお参りしない手はない
と訪れた太宰府天満宮


以下はその時の画像です
えっ?太宰府天満宮といえば梅ヶ枝餅?
もちろん美味しく頂きましたわ♪
上段・飛梅
~ 梅は飛び 桜は枯るる世の中に
なにとて松のつれなかるらん
中段
仁左衛門さんが菅丞相をお勤めになる上で
今回(2015/02/11)天満宮に植樹なさった献梅
下段
丞相様が京を去る時に詠んだ和歌を刻む碑
~ 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて春を忘れそ(忘るな)
