歌舞伎座新開場柿葺落
壽初春大歌舞伎
平成26年1月2日(木)~26日(日)
【料金(税込)】
1等席 19,000円
2等席 15,000円
3階A席 6,000円
3階B席 4,000円
1階桟敷席 21,000円
(以下敬称略)
◆昼の部 午前11時~
【一】
天満宮菜種御供
~てんまぐうなたねのごくう
時平の七笑
我當 進之助 松江 歌六
【二】
「梶原平三誉石切」
~かじわらへいぞうほまれのいしきり
鶴ヶ岡八幡社頭の場
幸四郎 福助 錦之介 高麗蔵
秀調 橋之助 東蔵
【三】
秀山十種の内「松浦の太鼓」
~まつうらのたいこ
吉右衛門 歌六
歌昇 種之助 隼人 桂三
由次郎 米吉 梅玉
【四】★
「鴛鴦襖恋睦」
~おしのふすまこいのむつごと
おしどり
遊女喜瀬川 / 雌鴛鴦の精: 福 助
河津三郎 / 雄鴛鴦の精: 染五郎
股野五郎: 橋之助
◆夜の部 午後4時30分~
【一】
仮名手本忠臣蔵
~かなでほんちゅうしんぐら
九段目 山科閑居
藤十郎 吉右衛門 魁春
福助 梅玉 幸四郎
【二】
乗合船惠方萬歳
~のりあいぶねえほうまんざい
梅玉 福助 扇雀 彌十郎 児太郎
橋之助 翫雀 又五郎
【三】★
新作歌舞伎「東慶寺花だより」
~とうけいじはなだより
信次郎: 染五郎
惣右衛門: 翫 雀
おせん: 孝太郎
お陸: 秀太郎
染五郎さんは2演目にご出演です
鴛鴦襖恋睦は長唄と常磐津の舞踊劇
で なんと新春から歌舞伎座で新作歌舞伎
新作ですが原作はあるのですね
離婚を望み決死の覚悟で寺に駆け込む女たちの強さ
家族の絆を描いて胸に迫る涙と笑いの物語
十年をかけて紡いだ感動の
井上ひさしさん遺作『東慶寺花だより』
寺の境内に身につけているものを
投げ込めば駆け込みは成立する
離婚を望み、寺に駆け込む女たち
夫婦のもめ事を解きほぐすと現れるのは経済事情
まさかの思惑 そして人情の切なさ温かさ
鎌倉の四季を背景にふっくらと描かれる
笑いと涙の傑作時代連作集
梅の章/おせん 桜の章/おぎん
花菖蒲の章/おきん 岩莨の章/おみつ
花槐の章/惣右衛門 柳の章/おせつ
・・・あとは省略

様々な駆け込み人がやってくる東慶寺
その御用宿柏屋の居候 若き戯作者志願の信次郎が
様々な人と接していくうち人を見る目を肥やしていき・・・
彼の目を通して物語は展開していく
というのが染五郎さんの役どころかな
この本自体は連作集つまり
一話完結が何篇かという形をとっています
おせんと惣右衛門の章は原作にありますが
歌舞伎脚本として今井さんが どう絡め纏めるのかは
あらすじが発表になるまで不明ですね
原作をもとにざっと想像の域で書いてますので
実際歌舞伎のホンがどうなるのか相違などご了承下さいね
少しくらい染パで明らかにして下さるかしらね
しかし上方のお話ではないけれど
染五郎さん以外の顔ぶれが
秀太郎さん 翫雀さん 孝太郎さんって
どっぷり上方役者さん揃いで
並びを見た瞬間 なぜかにんまり(笑)
だって単純に面白そうじゃないですか?
まさに涙と笑いのって感じがします
東慶寺
弘安8年(1285)に北条時宗夫人の覚山志道尼が開創
封建時代 女性の側から離婚できなかった時代に
寺に駆け込めば離縁できる女人救済の寺として
明治に至るまで600年の永きにわたり縁切りの寺法を引き継ぐ
明治4年(1871)には縁切りの寺法は廃止となり
尼寺の歴史も明治35年(1902)に幕を閉じました
明治38年(1905)に釈宗演禅師が入寺 中興開山となり
新たに禅寺としての歩みを始める
裏山に「松ヶ岡文庫」を設立し世界的禅文化の発展の拠点となる

※最新配役チラシに差し替えました