・・・博多座・夜の部 続きです
各あらすじは → こちらで
以下一部敬称略
(1:20)
●彦山権現誓助剱
~毛谷村
毛谷村六助 / 又五郎
お園 / 芝 雀
微塵弾正実は京極内匠 / 歌 六
お幸 / 東 蔵
杣斧右衛門 / 吉右衛門
これ大好きな演目です
過去遡ると富・吉・梅・仁・・・
いろんなタイプの役者さんが
六助を演じてらっしゃるんですね
あっもちろん染五郎さんも過去2度ほど拝見しました
今回は又五郎さんの襲名披露演目です
失礼ながら観る前から その体型からも想像出来る
(←関係ないっ

絵にかいたような 人が良過ぎる真面目な孝行者で
そしてお人好しな六助さんでした
ほら 見知らぬ老女に いきなり自分を母にせんか?
敵だといきなり斬りかかる偽虚無僧が
わたしゃお前の女房じゃと押しかける
二人の女性と 行きがかり上
面倒を見る事になった幼子に振り回され
あたふたするのが目に浮かんでくるでしょう(笑)?
(←誉めてます)
が それだけじゃその場が保たないな
と感じてしまう場面も実は無きにしも非ず(←私だけかも)
で・す・が~吉右衛門さんに習ったのは明白で
わざと負けてやった微塵弾正を花道で見送る場面なんて
言い回しといい声といい 吉右衛門さん そっくりでした
芝雀さんとのカップル度はいい感じ~
そしてそして
うわぁ~~~これが拝見出来ただけでも
博多に来た甲斐がある?!(←ちょっと大袈裟(笑))
吉右衛門さんが御馳走過ぎる~


吉@杣斧右衛門って・・・ありえない(笑)

そう六助に母の仇を討ってくれと
村の衆と共にやってくるあ・の・人!
嘆きの中にも笑いを誘いつつ
眉毛を自由に操り(←ここポイント)ご本人も楽しそう(笑)

しかし あのゲジ眉毛
今まで見た毛谷村で動くようになってた事あったっけ?
(0:40)
●寿靭猿 常磐津連中
鳴滝八幡宮の場
猿曳寿太夫 / 三津五郎
女大名三芳野 / 松 緑
奴 橘平 / 染五郎
とっても楽しい舞踊ですっていっても
靭を新調するのに出会った小猿を殺そうとする所から
話は展開するのですけどね


三津五郎さんは踊りの名手といわれる方だから まぁおいといて
染五郎さんの奴橘平は
惚れ惚れする鼻筋の通ったよい男

なんですが~今回 松緑さん@女大名が
可愛い過ぎて可愛過ぎて

お面をとったらどんな ヘチャ・・いえお顔がと思っていたら
くりっとしたまん丸お目目 目尻にさした紅がまたチャーミング
赤い大振袖もなかなかお似合いで

どうしてもそっちに注目しちゃう~(笑)
かなり私にはツボでした
ブサ可愛いという意味ではありません
そうは言っても小猿役の子役ちゃんが
健気で一番可愛い!!
体育座りして あんな目で見つめられちゃたまりません
そうそう三津五郎さんの花道七三でのしどころで
舞台上手には女大名 下手には橘平が控え・・・
染五郎さんの目線が目線が~
身体の向きとは明らかに違う方向(花道)へ注がれてる~(笑)

最初チラ見して 視線を元に戻していたので
何か気になるものでもあるのかしらと
そのまま観察していると チラ見どころか(笑)
おっ みてるみてる!だったのが
ほとんど横目でガン見?状態
目だけ鋭いよ~!怖いよ~(笑)!

全然舞踊の感想になってないよ(笑)
でも楽しかったから まっいいか!
今回この演目を拝見し
女形な松緑さんと染五郎さんのコンビで
他の舞踊が観たくなりました

とりあえず博多座の感想終了~
行くと決心するまでに散々迷いましたが
最近は花形歌舞伎が続いたので
(ご本人が出てる分にはいいのですけどね
←なんて勝手な言いぐさなんだか(笑))
久しぶりの 大歌舞伎 に
ああ~歌舞伎観た~って感じで結果的には大満足
楽しかったよ~大充実~!


吉・仁左・染 万歳!


もう明日26日は
六月博多座大歌舞伎も千穐楽を迎えます
ひとあし お先に言っちゃおう
博多座の皆様
無事の千穐楽おめでとうございます

充分楽しませて頂きありがとうございました

それにしても中州辺りを歩いてると
長法被にステテコ?姿の男性とよくすれ違います
祇園山笠 お祭りはまだ先なのにねと思ったら
6月入って ひと月半はあらたまった場所でも
出入御免の礼服として通用するらしく

夏が近づきつつあるのが感じられる博多界隈でした

→ 久しぶりの博多座 其の壱
→ 久しぶりの博多座 其の弐