女形姿の染五郎さんに釣られ?行って参りました
今回どうしようかと迷ったのですけどね~
演目並びも結構最近観たものが並んでましたしsweat*
でも いや失礼しました 案外充実
拝見出来て よござんした♪
まっその辺はおいおいと・・・


◆六月博多座大歌舞伎
歌昇改め三代目又五郎 襲名披露
種太郎改め四代目歌昇 襲名披露


平成24年6月2日(土)~26日(火)


$ ティンク の 覚え書き-201206博多座3

各あらすじは → こちらで
以下一部敬称略

【昼の部】11:00~

(0:20)
●春調娘七種
 長唄囃子連中


曽我五郎 / 歌 昇
曽我十郎 / 錦之助
静御前 / 芝 雀


前回は橋・染・福で拝見しましたが
今回は歌昇さんの襲名演目です
年齢的なものもあると思いますが
血気盛んな五郎がとてもお似合いでした
ほんと止めに入らないと そのまま突っ走っちゃいそうでね(笑)
浅葱色の長裃に赤い小袖と赤い隈取りが生え
襲名披露の幕開きに相応しく華やかな一幕でした


(0:40)
●太刀盗人
 長唄囃子連中


すっぱの九郎兵衛 / 又五郎
田舎者万兵衛 / 三津五郎
目代丁字左衛門 / 歌 六


とってもわかりやすく単純に楽しい舞踊です
正当な刀の持ち主・万兵衛の踊りを盗み見てから
さも自分が持ち主の如く振る舞い踊るスリの九郎兵衛を
なんだか憎めない泥棒化粧の又五郎さんがユーモアたっぷり
・・・ではなく何とかバレないようバレないよう
必死に踊るところが逆にとっても可笑しくて楽しくて(笑)

三津五郎さんは ほんと田舎から出てきました~
いい人ですよ~っていう空気を振りまいてるような
絵に描いたような田舎者を演じながらも
半間遅れて踊る又五郎さんのお手本のような
素敵な踊りを見せて下さいました

二人を裁く目代の歌六さんが若いよ~(笑)
今回は老け役じゃないからね


(1:35)
●極付 幡随長兵衛
「公平法問諍」大薩摩連中
 

幡随院長兵衛 / 吉右衛門
お時 / 魁 春
坂田公平 / 錦之助
極楽十三 / 染五郎
雷重五郎 / 松 緑
出尻清兵衛 / 歌 昇
近藤登之助 / 東 蔵
唐犬権兵衛 / 梅 玉
水野十郎左衛門 / 仁左衛門


ものすごく潔くカッコいい吉@長兵衛親分に
ものすごく卑怯で小物な仁左@旗本水野って感じで
結末的にはアレなんですけどね
仁左さまも嫌~なヤツだし(笑)
←たまには そういうのもいいけどえへへ…
でもどちらかといえば好きな演目だったりします

親分と子分たちの信頼関係の度合いが半端ないところとか
親分と女房・子供の間に流れる空気とか
そういう目に見えないものって
演じる役者さんによって違いますよね

喧嘩仲裁の為に通路から登場する吉右衛さんや
本舞台まで通路を全力疾走ダッシュダッシュ
染@十三 や 松@重五郎たち子分の登場に客席は湧きます
演出がわかっていてもやっぱりワクドキわくわくドキドキ

この演目で好きだと言った
長兵衛と女房のやり取りは申し訳けないけれど
前回の吉右衛門さん・芝翫さんカップルが忘れられずって感じ
あの時の吉・芝の間に流れる
目線交わさずとも分かり合えてる って空気は絶品でしたもの

でも吉大親分とその子分たち(染・松ほか)は健在でしたわ
あの劇場内を走りこんできて本舞台で
“ 吉@親分に止められてる染@十三 ”
が実はかなり好きで
毎回 萌え~ハート だったりします(笑) えへへ
“止められて”ないとダメ(笑)←ここポイント

なんかね 血の気の多い子分たちには
涼しげな首抜き衣裳がお似合いなんですよ(笑)
やっぱり首抜きはいいですね~と~っても色っぽい!
もちろん染五郎さんのね えへえへ

そういえば今回 長松を見る染五郎さんの目線は
前回(:玉太郎君)ほど優しさ みえみえ・ありありモードではなかったな(笑)
金太郎君 まだ年齢的に長松出来るよね?


 ティンク の 覚え書き-201206博多座1


・・・つづく 其の弍

※三人吉三は別記事後日