本編がまとまらないので
番外篇を先にUPしてごまかしておりました(笑)
 → 二月博多座花形歌舞伎・番外篇
ようやく スタート☆

5年前の雪空 *ゆきだるま* がアタマにあったので
博多は寒かぁ~~~
と思って臨んだ今回の遠征
そうでもなく・・・というか
暖かかったりして ぽかぽか ちょっと拍子抜け あせ(笑)

ティンク の 覚え書き-201002博多座正面玄関

羽田にいらっしゃるままの ← まだ言う(笑)?sweat*
冗談さておき
染五郎さんですが
南方十次兵衛 文殊丸頼光 竜馬 に 悪玉 と
ご活躍中 でした~ っていっても

博多座 本日が千穐楽 泡
おめでとうございます
花束

・・・ん?でもって明後日から染模様のお稽古とな ダッシュ
ああ~お忙しい ・・・汗


まずは今回のいくつかの萌えポイントを簡単に
お芝居自体で素敵と感じる部分とは別に
何気ない色気 スキを感じてドキッとしたとでもいいましょうか
普通は そんなところで?何故?と言われそうな
そういうのって いたってお話の進行に関係なかったりしますsweat*

たとえば
①与兵衛(十次兵衛)の “黒足袋” だったり
  これ底が白でないといけない!←こだわり
  ちらっちらっと見える度に
  い いろっぽい!と思える自分は何なんだろう
  なぜだかすご~く ドキ としました

②安珍(文殊丸さま)の “素足” だったり
  修験者姿の間 最初は草履なのですが
  あるところからずっと素足
  これは間違いなく?萌えて頂ける?かと(笑)

足関係が続きます もしかして足フェチ?なのか?
確かに染五郎さんの “脚” 好きですけどね 
これ以上“脚 (大腿筋とか膝とか)”について語ると
暴走しそうなのでやめておきます アハハ‥
着流し論争にまで発展するのは間違いないですし

そして
③竜馬の“小汚さ”だったり
  言わずと知れた立志篇・冒頭部分です
  流れる光る汗などというものは
  書く以前の問題(笑) 大前提です きらきら
 
これだけではありませんが
人それぞれポイントは違うでしょうが
1日でいろんな染五郎さんが拝見出来ました

ティンク の 覚え書き-201002博多座幟


◆双蝶々曲輪日記
  (ふたつちょうちょうくるわにっき)
    ~引 窓

南与兵衛 後に
南方十次兵衛  染五郎
濡髪長五郎    獅 童
女房 お早    高麗蔵
母   お幸    竹三郎

 → あらすじ等/博多座

いや~竹三郎さんはやはり偉大です
おっかさんさ演じれば天下一品!
時にはおちゃめで時には厳しく時には優しく
そして泣かせてくれます なみだ
与兵衛にしても濡髪にとっても
それぞれの継母であり実母であるお幸を軸に
お話が展開するので このお役はとても重要
配役発表時 竹三郎さんのお名前を見てホッ
私の歌六さんに対する信頼感?にも似ているかな

しかし与兵衛よりも濡髪への愛情?がくっきりなのは
実母だから 心情的にそうであるのか
はたまた濡髪の役者さんが若干弱い部分を
補うカタチとなって自然そうみえるのか?
結果的にはそれでいいのだと思いますけどね
出来の悪い我が子はかわいい?
っていっても人を4人も殺めてるってどうよ
なんて突っ込みはなしでsweat*


染五郎/与兵衛さん十次兵衛の名前を許され
お役目頂戴し奉行所での様子を語る仕方話
十手や捕縄を出しては大事そ~に感触を確かめ(笑)
羽織の紋をマジマジ眺めてみたり
報告(自慢)話に花が咲く(笑)
なんとも 誇らしげで うれしさが伝わってきて
微笑ましくも その仕草に思わず笑っちゃいました
そんな様子を聞けばみれば お幸もお早も客席までも
ウキウキしちゃいますって ウキウキ
思わず お仕事頑張ってね!なんて声を掛けたくなる気分(笑)

初のお役目が濡髪の捕獲
事情が事情のお早が濡髪をかばいたてる言葉に
激高気味になり大事な大事な十手を
思わず床にドンっ ☆ええ!!
慌ててナゼナゼするところなんて
(可愛いって表現もなんですけどsweat*)
最高に可愛かったです

そしていよいよ
手水鉢の水面(みなも)に映った人物が
濡髪と悟っての羽織を脱ぎつつキメる見得
これかなり良いです ena
キリっとしたお顔に鋭い目つき
日によって羽織の投げ捨て具合が違いますね(笑)
おおよそ斜め後ろに飛んでくのですが
暖簾あたりに直球よろしくスコ~ンと決まった時があり
も も ものスゴクかっこ良くて キラハート アハハ‥

濡髪の人相書きを売って下されとの母の言葉に
与兵衛が
「私はあなたの子じゃないか」
でもう うるうるなみだ
「大小挿せば十次兵衛 丸腰なれば ただの町人」
では ポロッ 涙腺突破
母への想いがとてもよく感じられて
今回すごく好きなセリフとなりました

話が一転しますが
若さが邪魔する(見た目で損する)って時ありますよね
染五郎さん こういう(ツルンとした)鬘だと
見た目スッキリきれい過ぎて ものすごく若く見えるので
・・・そんなエラそうな事言えるほど
今まで歌舞伎を観てきた訳じゃありません スミマセン
でも感覚的になんとなくそう感じる

役年齢に近い方がいい事もあります 若さが要らないというのではなく
この役を重ねて得られる技量的なもの 今回はそういうのでもなく
心情はしっかり語られていると思うし感じられるので
う~ん何と表現すればいいのでしょう・・・
年齢を重ねることで表面的に滲み出てくる“何か”
たぶん今の染@十次兵衛に少し足りないのは“年”?
言い方をかえれば
“これからがとても楽しみな お役”なのです~ うれしい

今回は劇中 与兵衛が引き連れる
平岡・三原(種太郎クン・壱太郎クン)が若すぎるのも
花形ならではのご愛敬ってことで

しかしこの 引窓 というお話
今までそんなに何回も観たわけじゃありませんが
今回 全編通し温かくて優しい空気が流れていた
とてもよい舞台だと思いました howa*ぽかぽか

引窓でここまで長くなるとは
拙い文章を読んで下さった方・・・感謝 ありがとう

       ~博多座花形歌舞伎 其の2へ