本当は ↑ なタイトルじゃなかったのですが
ご本人がおっしゃてるので
敢えて変えてみました (*^-^)b
→ とばくち 1/14
※壽初春大歌舞伎つづきです
→ 其の1 これぞ!
→ 其の2 見目麗しゅう
≪源氏店≫
お富さんが湯屋から帰る時の
ざっとまとめたような洗い髪
馬のしっぽ?というそうですが
横に櫛挿してるあれね 粋で好きです
ちなみに持っている手拭いは高麗格子
宅に戻って仕度鏡の横に掛けてあるものです
それに加え
くわえている 糠袋の赤が効いている
・・・はずだったのですが
今回何かが違うなと思ったら
お富さんの衣裳の色が赤の縞柄でした
以前目にしたのはいずれも
黒というか紺というかの縞柄だったはずで
(違ったかしら?)
赤色の糠袋がとても映えていて
色っぽかった記憶なんですが
お富さんの衣裳って決まってないのかなぁ?
黒紺の方が絶対絵的にパリっとして粋な気がする
お着物だけみると赤の縞柄はそれは可愛いし
他の場面で周りにあまり色もなく
与三郎の着物も藍紺系統なので赤だと対比するから?
ちなみに与三さんの衣裳は
役者さんによって違うそうですが
それぞれ微妙に違えど基本藍紺
今回のお衣裳 色褪せ感が
いい具合に身を持ち崩した与三郎に
合っていて雰囲気が出ますね
染五郎さんこだわりの1着!です
花道から安に連れだって強請り宅までの間
軽く頷く程度で言葉は無く静かな佇まいだけれど
客席全てを惹きつけるだけのものはお持ちですから
袂に手を入れうつむき加減に静かに歩く姿は
溜息と共に思わず 素敵・・・
と口から洩れてしまいそうでした
フラフラと後ろをついていきたい衝動にかられます(笑)
→多左衛門宅での蝙蝠安とお富のやりとり
最初の内はいいのですが後半
安がちょっと怖すぎて
あれじゃお富も震えあがっちゃいそう
・・・なはずなのが お富さんが
その安に負けじと大啖呵きっちゃう
元芸者で伝法な風情も納得はできますが
・・・ちょっとヒステリック気味ではないかなぁ←
→ ← とは初日をTV中継で観て感じた事
このままだとどうなのか?と思っていたのですが
先日拝見した時は そこまでの感じはなく
お二人ともいい具合に抑えの芝居になっていたような
中継時は声を拾い過ぎて騒々しく感じたのかもしれません
とにかくやっぱり舞台は生もの!
お富さんと番頭藤八さんとのやり取りはよかったです
下心ありありの藤八なんですが
愛嬌があって いやらしく感じさせない錦吾さん
それをうま~くあしらうお富/福助さん
あまりネチネチは私は好まないので
お二人ともよかったな~
ここから先は どこを切り取っても
絵にならなきゃイケナイ場面の連続で
安を待ちながら玄関先で塀にもたれては
少しふらふらしてみたり
所在無げに石蹴りなんかもしたりして
・・・ここはもう何を言おうがってところ
もうたまりませんねぇ(笑)
な~んか つまんねぇな~
ひとりほっとかれてさ~みたいな(笑)
もちろんそんなことは言ってませんが
やさぐれた感じもありつつ・・・
ここは あれこれ言うより観て下さい(笑)!
柳の下に いい男あり!です
妾宅内で手を組み足を組み
背中越しに話を伺ってる間の
その姿はもちろんのこと
微妙な表情の変化は見逃せません!
一瞬振りむいた目に飛び込んできたのが
死んだと思っていた恋焦がれていたお富
我が目を疑うと同時に
一時も忘れることのなかったお富への思い
再び囲い者になっていることを知った時の
そんなまさか!な戸惑い などなど
動きは少ないけれど染/与三郎の目が全てを・・・

~御園座より
そしていよいよの名セリフ・・・
その直前一瞬お富に向けた目線がなんとも
忘れられなかったお富への思いを
今 目の前にいるお富にどうぶつければよいのか
どうしたらよいのか気持ちが収まらず
あの一連のセリフとなって出てくるわけですが
耳に心地よく聞いてはいても
よく聞けば 3年越しの未練な恋感情と
(軽く)恨みつらみとが
うまく交錯しているセリフなんだなと思います
→ 源氏店・名セリフ
この部分は謡うようにと言われますが
私にはそんな判別出来るほどの事は
わかりませんが 何といえばよいのでしょう
も少し流れるようにでもよいのかなとも
でもそれは私自身がひと言ずつ
セリフを追いながら聞いているので
自分の中でぶっち切ってるのかもしれません
多左衛門のお富を脇に置いての与三とのやりとり
というかほとんど一方的に勢い余って
突っかかってる与三さんですが
何もかもお見通しとばかりに
デンと落ち着き払って そこに居る歌六さんは
舞台に登場されるだけで もう安心しちゃいます
老け役も好きですが それなりお若い役をされるとカッコイイ♪
“萬屋!”と心の中で応援しております
あれだけカッコ良く啖呵を切った割に
結局最後 安に ナマ言うねぇナマ言うねぇ
俺と一緒にきやがれぇ と凄まれ
“そんなに言わねぇでもいいじゃねぇか~”
・・・で 強請りたかりと落ちぶれていても
元はいいところのお坊ちゃんな風情が伺える
染/与三郎でした
安と与三郎のチカラ関係というか日頃な関係が
一気に表れるのが花道での分け前の下り
なかなか軽妙で何だかお互い持ちつ持たれつ
いい相棒ってところかな~若干 与三が兄ぃ?
玄関先で帰る時
“よしてくれ そんなんじゃねぇ~”と言いながらも
与三郎はやきもち全開なんですよね(笑)
このあと気持ちが収まらないからって
結局帰らずに宅裏にこそこそ潜んでなんて
ホント未練たらたら
そりゃ
一日たりとも忘れたこたぁねぇんでしょうから
仕方ないか~(笑) ある意味一途!
こんなに思われたいような
(ここまで来るとちょっと怖い かも?!)
一筋縄ではいかないのが いつの時代も男女の中?!
最後は疑い晴れて全て円く収まり
“生涯おめぇを 離しやぁしねぇよ~”
よく考えれば稀に見る?
ものすごいハッピーエンドですよね
ほんとはこの先にもっともっと
色んなお話があるようですけれど
今月は与三さんに惚れたまま

気持ちよく歌舞伎座を後に出来ます
御園座の時より大人の男な魅力が増し
より一層 艶っぽい与三郎だったのではないかなぁ
後半戦楽しみです♪
先月の半助さんといい
今月の与三郎といい
(身にも心にも)傷を負った男というのは
なぜこんなに魅力的なんだろう・・・
といつもながらとりとめなく
感じたまんま書いた気がします
まだまだ抜けてます(爆)
あくまで覚え書き
ご容赦下さいますよう
ご本人がおっしゃてるので

→ とばくち 1/14

※壽初春大歌舞伎つづきです
→ 其の1 これぞ!
→ 其の2 見目麗しゅう
≪源氏店≫
お富さんが湯屋から帰る時の
ざっとまとめたような洗い髪
馬のしっぽ?というそうですが
横に櫛挿してるあれね 粋で好きです
ちなみに持っている手拭いは高麗格子

宅に戻って仕度鏡の横に掛けてあるものです
それに加え
くわえている 糠袋の赤が効いている
・・・はずだったのですが
今回何かが違うなと思ったら
お富さんの衣裳の色が赤の縞柄でした
以前目にしたのはいずれも
黒というか紺というかの縞柄だったはずで
(違ったかしら?)
赤色の糠袋がとても映えていて
色っぽかった記憶なんですが
お富さんの衣裳って決まってないのかなぁ?
黒紺の方が絶対絵的にパリっとして粋な気がする
お着物だけみると赤の縞柄はそれは可愛いし
他の場面で周りにあまり色もなく
与三郎の着物も藍紺系統なので赤だと対比するから?
ちなみに与三さんの衣裳は
役者さんによって違うそうですが
それぞれ微妙に違えど基本藍紺
今回のお衣裳 色褪せ感が
いい具合に身を持ち崩した与三郎に
合っていて雰囲気が出ますね
染五郎さんこだわりの1着!です
花道から安に連れだって強請り宅までの間
軽く頷く程度で言葉は無く静かな佇まいだけれど
客席全てを惹きつけるだけのものはお持ちですから
袂に手を入れうつむき加減に静かに歩く姿は
溜息と共に思わず 素敵・・・

と口から洩れてしまいそうでした
フラフラと後ろをついていきたい衝動にかられます(笑)
→多左衛門宅での蝙蝠安とお富のやりとり
最初の内はいいのですが後半
安がちょっと怖すぎて
あれじゃお富も震えあがっちゃいそう
・・・なはずなのが お富さんが
その安に負けじと大啖呵きっちゃう
元芸者で伝法な風情も納得はできますが
・・・ちょっとヒステリック気味ではないかなぁ←
→ ← とは初日をTV中継で観て感じた事
このままだとどうなのか?と思っていたのですが
先日拝見した時は そこまでの感じはなく
お二人ともいい具合に抑えの芝居になっていたような
中継時は声を拾い過ぎて騒々しく感じたのかもしれません
とにかくやっぱり舞台は生もの!
お富さんと番頭藤八さんとのやり取りはよかったです
下心ありありの藤八なんですが
愛嬌があって いやらしく感じさせない錦吾さん
それをうま~くあしらうお富/福助さん
あまりネチネチは私は好まないので
お二人ともよかったな~
ここから先は どこを切り取っても
絵にならなきゃイケナイ場面の連続で
安を待ちながら玄関先で塀にもたれては
少しふらふらしてみたり
所在無げに石蹴りなんかもしたりして
・・・ここはもう何を言おうがってところ
もうたまりませんねぇ(笑)

な~んか つまんねぇな~
ひとりほっとかれてさ~みたいな(笑)
もちろんそんなことは言ってませんが

やさぐれた感じもありつつ・・・
ここは あれこれ言うより観て下さい(笑)!
柳の下に いい男あり!です
妾宅内で手を組み足を組み
背中越しに話を伺ってる間の
その姿はもちろんのこと
微妙な表情の変化は見逃せません!
一瞬振りむいた目に飛び込んできたのが
死んだと思っていた恋焦がれていたお富
我が目を疑うと同時に
一時も忘れることのなかったお富への思い
再び囲い者になっていることを知った時の
そんなまさか!な戸惑い などなど
動きは少ないけれど染/与三郎の目が全てを・・・

~御園座より
そしていよいよの名セリフ・・・
その直前一瞬お富に向けた目線がなんとも
忘れられなかったお富への思いを
今 目の前にいるお富にどうぶつければよいのか
どうしたらよいのか気持ちが収まらず
あの一連のセリフとなって出てくるわけですが
耳に心地よく聞いてはいても
よく聞けば 3年越しの未練な恋感情と
(軽く)恨みつらみとが
うまく交錯しているセリフなんだなと思います
→ 源氏店・名セリフ
この部分は謡うようにと言われますが
私にはそんな判別出来るほどの事は
わかりませんが 何といえばよいのでしょう
も少し流れるようにでもよいのかなとも
でもそれは私自身がひと言ずつ
セリフを追いながら聞いているので
自分の中でぶっち切ってるのかもしれません

多左衛門のお富を脇に置いての与三とのやりとり
というかほとんど一方的に勢い余って
突っかかってる与三さんですが
何もかもお見通しとばかりに
デンと落ち着き払って そこに居る歌六さんは
舞台に登場されるだけで もう安心しちゃいます
老け役も好きですが それなりお若い役をされるとカッコイイ♪
“萬屋!”と心の中で応援しております
あれだけカッコ良く啖呵を切った割に
結局最後 安に ナマ言うねぇナマ言うねぇ
俺と一緒にきやがれぇ と凄まれ
“そんなに言わねぇでもいいじゃねぇか~”
・・・で 強請りたかりと落ちぶれていても
元はいいところのお坊ちゃんな風情が伺える
染/与三郎でした
安と与三郎のチカラ関係というか日頃な関係が
一気に表れるのが花道での分け前の下り
なかなか軽妙で何だかお互い持ちつ持たれつ
いい相棒ってところかな~若干 与三が兄ぃ?
玄関先で帰る時
“よしてくれ そんなんじゃねぇ~”と言いながらも
与三郎はやきもち全開なんですよね(笑)
このあと気持ちが収まらないからって
結局帰らずに宅裏にこそこそ潜んでなんて
ホント未練たらたら

一日たりとも忘れたこたぁねぇんでしょうから
仕方ないか~(笑) ある意味一途!

こんなに思われたいような

(ここまで来るとちょっと怖い かも?!)
一筋縄ではいかないのが いつの時代も男女の中?!
最後は疑い晴れて全て円く収まり
“生涯おめぇを 離しやぁしねぇよ~”
よく考えれば稀に見る?
ものすごいハッピーエンドですよね
ほんとはこの先にもっともっと
色んなお話があるようですけれど
今月は与三さんに惚れたまま


気持ちよく歌舞伎座を後に出来ます
御園座の時より大人の男な魅力が増し
より一層 艶っぽい与三郎だったのではないかなぁ
後半戦楽しみです♪
先月の半助さんといい
今月の与三郎といい
(身にも心にも)傷を負った男というのは
なぜこんなに魅力的なんだろう・・・

といつもながらとりとめなく
感じたまんま書いた気がします
まだまだ抜けてます(爆)
あくまで覚え書き
ご容赦下さいますよう