テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-0911演舞場7
因果は巡る糸車
廻って紡ぐか血の縁・・・

あっ違う違う(^▽^;
それは阿修羅城で
お待ちしております
・・・でした
冗談はさておき・・・

歌舞伎座で 忠臣蔵
演舞場で 忠臣蔵外伝
登場人物が被って繋がって
なかなかおもしろいなと

ネタばれなしで~と言いつつ
やはり何回も観劇出来ない!
場合もあったりするので
ぜひともココは見逃さず!
というところなどを

・・・がまったくもって
かなり個人的な観点であり(笑)
同様の趣味の方には
問題ないのですが
そうでない方には・・・ (^▽^;
芝居進行上
そんなところ観なくても~とか
いうようなところばっかり?かも

それをご承知の上
しているようでしてないような
ネタバレを覚悟の上
それでもよいという方は
以下お付き合いのほど


すでに観た方はそうそうそうだったね!とか
そうだっけ?とか勝手に頷いたり
パソコン画面に話しかけて下さい (^▽^;

物語の進行に沿って・・・は無理なので (^▽^;
順不同! それでは はいスタート!


ある意味 百両も血の縁も廻ってるように思えます
なので冒頭に引用したのはわたし的に
まんざら冗談でもないのです

忠実に この人物は ここでこうなってて
という知識が深くなくても
この背景にあの話があって
ここにあったあの百両があっちに行って
あの人が実はこの人の
あれがこう繋がってる・・・みたいな
ほんとよく出来てます南北さん! (^▽^;


●登場人物の名前

兵衛
三五

六七八右衛門
不破右衛門

音(オン)でいうと 今一歩理解しにくいけれど
書いてみるとよくわかる
数字のオンパレードですよね
はい 別にそれだけ~(笑)
南北さん どういう意図なんでしょう?

源五兵衛の本当の姿は
赤穂の浪人/不破数右衛門であり
三五郎や小万は会ったことはないといえ
その数右衛門の為に金子の確保に奔走し
その手によって残忍に殺され(小万)
また陥れたのは自身と嘆き自害する(三五郎)
八右衛門は心底 数右衛門に忠義を尽くし
ついには命までも差し出す

全ての人の根源にあるのが“ 数 ”右衛門
で周りの人たちの名には 数字
ああ~どう言えばいいのでしょう
なんとなく言いたいことわかって頂けます?
わからなきゃそれはそれ (;^_^


●源五兵衛の化粧

単に染好き目線でいうと
私たちにとっては心奪われる いい男 ということで
色男 という言葉で区分してもいいと思うのですが(笑)
ほんとのところ そうじゃない

だから?べったり白塗りじゃないのかと
詳しいことなどわかりませんが
もっと白塗りが濃い拵えだと思ってました
 → だって仮チラシは拵え 白!かった
  何か似た別の物を使用してたのでしょうけど
 
実際は薄い白というよりほとんど肌色に近く
白のベールの下に肌色があるみたいな
妙に真っ白よりは こういうのがまさに!って感じです
物語が後半にいくにつれ
特に眼の化粧・・・きつく黒くなっていき
目つき眼光までも鋭く変化します

こころなしか肌がだんだん
微妙によどんだ白というか
白にどす黒い影が潜んでくるというか
実際そうされているのか
染五郎さん演じる源五兵衛の雰囲気のなせる技なのか?!
はたまた私の眼が悪いだけなのか

こういう人物 ↑ なんです
どういう?説明し辛いですが
単なる白塗りじゃダメなんだと
源五兵衛を物語を通してみているとそう感じられます

芸者にぞっこん入れ込んでも 身をヤツしていても
本懐を遂げたいと願う心を持ち続ける浪士です
途中 色香に迷い 少し?道を踏み外しはしますが


●源五兵衛の殺し

必見!丸窓の五人切り 小万殺し
・・・については今回は詳しくは書きません
何を聞くより先入観なしで観て下さい
そしてその恐怖を味わってみて下さい
そして殺しの美学をご堪能下さい


●高麗屋縁の

源五兵衛の左眉上のホクロについては
以前お話しましたので
 → コチラでどうぞ

源五兵衛 花道からの最初の出で
(↑勘違いなさらないように最初の出は本舞台の船です)
手にぶら下げている手拭いにご注目
言わずと知れた高麗屋格子柄

テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-0911演舞場8

最初の頃に拝見した時は鳥屋から本舞台まで
ずっと手に持っていたように思いましたが
(柄があんまり見えなかったけれど)

この前は鳥屋から七三あたりまで
格子柄が明らかにわかるように?
広げ気味に右肩にかけていたような
で七三から本舞台にかけてで手に持つように

もしかして私たちに合図送ってます?
ここに高麗屋格子手拭いだよ~ってなもんですか(笑)?


いい仲の小万にもご注目
粋な芸者風情で仲間を引き連れ
花道から源五兵衛宅を訪れる時
小万が胸元に忍ばせているのも高麗屋格子の手拭い
ほんのちょっぴりしか見えませんけどね
要はマブ(騙しているので見せ掛けだけど)のモノを
肌身離さず持っているのよってことで

手拭いについては
染贔屓ならすぐわかりますが
そうで無い?方には
ただの手拭いにしか見えませんから
敢えて書かせていただきました~

こういう歌舞伎的お遊びについては
染五郎さんご自身もそめいろで書かれた事がありますね
 → そめいろ4/3 コチラで 


●大家弥助のお遊び?!

弥助が動くたびに着物の裾から
チラチラ覗く黄色い?足袋が
なんだか可愛くて気になって気になって

あっそれと決して弥助は
 爺さん ではありません
爺さんに見えます?が
お六(小万)の兄さんですから~
だから頭髪(鬘)は白髪混じりではなく黒い
でもやっぱり強欲爺さんみたいな・・・(笑) 
最初観た時
おっ?!どうやってそこまで顔老けさせてるのと

幽霊の顔面シースルーの薄い膜(紙)
目と鼻の部分はちゃんと穴が開いてます
パックみたいな感じ
そこから覗く目がイタズラっぽくてカワイイ!
最近はそれで遊び始めているようで (^▽^;

劇中 弥助を交えての
略式手〆が2度ほどあるのですが
いつも思わず一緒にやりたくなってしまうんですけど
よよよい よよよい よよよいよい!!!
おめでとうございます~!!!!
やりたくなりません(笑)?


などなど とりとめもなく
ただダラダラと書きっぱなしってやつですね
すみませ~ん m(_ _)m
まだまだ書きたいこと出てきそうなのですが
まずはこの辺で

そうなのね?というところは
次回注目してみるもよし

3階 かぶりつき 花横 などなど
・・・観る場所(席)によっても
色々楽しみ方が違ってくると思います

あっ着流しの裏地の色も素敵です~(^▽^;
そこから覗く鍛錬されたおみ足も必見(笑)!?
☆-( ^-゚)v


感想は別途 今月終盤に
まじめ?にUPしたいと思います
あと●回は観る予定なので♪

昨日13日は中日でした
あと半分!つつがなきよう
無事千穐楽を迎えられますように


舞台写真出てるそうですよ~