◆門出祝寿連獅子
    ~四代目 松本金太郎 初舞台~


童   後に孫獅子の精 金太郎
右近 後に仔獅子の精 染五郎
左近 後に親獅子の精 幸四郎

里の女    芝 雀
右近の妻   福 助
里の男    松 緑
樵人      高麗蔵
修行僧    友右衛門
左近の妻   魁 春
大名某    梅 玉
村の長    吉右衛門


詳細については初日レポで書きましたので
そちらをご覧いただければと思います

  → 門出祝寿連獅子 其の1
  → 門出祝寿連獅子 其の2
  → 門出祝寿連獅子 其の3

う~ん それにしても
よく頑張ってくれました金太郎クン!

初日は口上でのお辞儀のタイミングで
ご挨拶が よろっ!
・・・になっちゃったのも今は懐かしい
楽日にはちょっぴり声が枯れてしまっていて
観てる側の胸が痛かったのですが
力強くご挨拶も出来ましたし

最初の頃は
ブンブン毛をひたすら回すだけだったのが
それはそれでスゴイんだけど ヽ(*'0'*)ツ
染パパやじいじと同じように髪洗いもするようになって
下を向きつつも毛を回し始めるのを
染五郎さんの様子を伺ってはタイミングを図っていたり

毛振りで初日上手のじいじの方へジリジリ傾いていったのが
その場でしっかり大地を踏みしめ振れるようになったり

初日は拝見する私たちも緊張の連続でしたが
日を追うごとに進化していく姿を拝見出来て
感無量です あっぱれです!

染五郎さんは伝統芸能というくくりではなく
ひとつの家族の生き様を と
そめいろ でおっしゃってましたが
やはり私たちからすれば
伝統芸能の継承を目の当たりにした思いもあります

そういえば初日レポには金太郎クンのことがほとんどで
染五郎さんの事を書いていたかしら? (^▽^;
観てなかった訳じゃないのですよ~
それに初日以降は金太郎クンと染五郎さんお二人に釘付け
(ああ~ じいじ ごめんなさい)
そして千穐楽の日には 
染五郎さんを思いっきりガン観しましたから(笑)

初日の染五郎さんの緊張は
計り知れないものだったことでしょうが
千穐楽の染五郎さんの白い獅子は
いつもとかわらない
あの独特なきれいに斜めな軌跡を
力強くそれでいて優しく描いていて
今までのことが自然と思い出され
なんだか胸がいっぱいになり心がギュッとしました
今まで連獅子では赤い獅子(仔獅子)でしたからね

染五郎さんの獅子が
一段と大きくみえたのは私だけではないと思います
最後というのもあってか
ブンブン回されてましたけどね 
そこがまた・・・らしくて良い (笑)!
それでなくっちゃ!ね  (b^-゜)
惚れ直しましたよん♪ ( ←何回目?(笑) )


このまとめを書いていて
年末のドキュメントか何かのTVで
ソファでぴょんぴょん跳ねながら
“父さんは高麗屋で~ 齋くんは豆高~麗~!”
と言ってた齋くんの姿をなぜか思い出して
感慨深くなってしまいました


余談
千穐楽の連獅子には小泉元首相をお見かけしました
歌舞伎座玄関を入ったすぐの高麗屋受付で
幸四郎夫人とお話をなさってました
高麗屋さんご出演の時によくいらっしゃいますね 
いつも大体 トチリ辺りに
歌舞伎がお好きなのですよね
連獅子のみご観劇でしたので
その後 楽屋にお見えになったのかな?と思います


テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-六月大歌舞伎14

 ★早くもテレビ放送があります!★
  芸術劇場・NHK教育
  7月31日(金)午後10:30~午前00:45
  「門出祝寿連獅子」「双蝶々曲輪日記 角力場」

      → 歌舞伎美人

      番組内で染五郎さんの対談があるようです
      → 演劇界テレビラジオ放送ガイド