無事 歌舞伎座六月大歌舞伎・初日を観届けました

今までにも他のおうちの
襲名披露公演は拝見したことはありますが
今回は思い入れが違います

染五郎さんのご長男 齋クンの初舞台ですもの

  襲名の“名”の字は名前でなく“命”と書く
   単に名を継ぐのでなく 精神 意志を受け継ぐこと


これはお父様の幸四郎さんが
三代(白鸚・幸四郎・染五郎)襲名の席で話されていて
当時は小さかったけど おぼろげながら覚えています
と染五郎さんがいつだったかおっしゃってたのを思い出しました

そこまでいかなくても わからなくても
やはり想像以上にスゴイ事で 並大抵な事ではなく

あの ちっちゃな4歳の齋クンがと思うと
・・・幕が開くまで そして幕が閉じるまで
胸がキリキリし それがドキドキに変わり
見守ることしか出来ないのですけれど

しかし どうでしょう終えてみれば
そんな外野な心配など見事に取り除いてくれました

“感動”なんて そんな陳腐な言葉で表すのが申し訳ないくらい
立派な門出でした
素敵なものを観せて頂きました
幸せをわけて頂きました

あらためて 

 “おめでとうございます 金太郎さん 染五郎さん”

ちっちゃな1人の歌舞伎役者さんの誕生です (*^o^*)



昼の部の 女殺油地獄 は
仁左衛門丈の ≪ 一世一代 ≫

夜の部の 門出祝寿連獅子 は
齋クンの ≪ 四代目松本金太郎襲名披露 ≫

あと約1年(332日)でなくなる今の歌舞伎座で

役者の ≪ 出発地点(初舞台) ≫ と
役者のある意味 ≪ 到達点(一世一代) ≫

・・・今日という日は
やはりとんでもなく すごくて 素敵な1日でした