五月大歌舞伎・新橋演舞場・夜の部
あらすじ等は → 歌舞伎美人 で
一、鬼平犯科帳/狐火
長谷川平蔵 吉右衛門
密偵おまさ 芝 雀
狐火伜又太郎 錦之助
同弟 文吉 染五郎
お久 隼 人
河合伝内 由次郎
小房の粂八 歌 昇
瀬戸川の源七 歌 六
相模の彦十 段四郎
テレビの平蔵さんはほとんど知らないので
舞台の平蔵さんがイコールなんですけど
やっぱりかっこいいですね吉右衛門さん
大膳とは違った意味で大きい
懐がデッカイ 鋭い中にも優しさが
お頭~って頼りたくなるタイプです
今回 若い頃の女性遍歴?も垣間見られて(笑)
ますます 愛されるべきキャラクターです
錦之助さんは実直な盗賊がお似合いでした
盗賊で実直ってのもなんですけど(笑)
観た方にはお分かりいただけるかな
でも穏やかで優しすぎるきらいがあって
表の商売人としての顔と
裏の盗賊の長としての差があるのか?
と感じてしまうところも
でもこういう人物だからこそ
先代の狐火は実の息子である弟文吉ではなく
妾腹の兄又太郎に跡目を継がせたのでしょうね
弟を思う心は人一倍
こんな兄だったから
こんな弟になってしまったのもあるかもなぁ
染五郎さん!やさぐれて拗ねた感じが
ほんとよくお似合いです
というか内面描写が実に上手い!
まあアマちゃんなのはいけないのですけど
決して兄又太郎のことを嫌いなわけじゃない
兄ちゃんにも構ってほしかったんだと
そして おやじさんにも きっと
最後わざと兄の手に掛かったように見せかけ
一瞬にして自ら命を絶つのですが
泣けてしまって・・・とても哀しい文吉です
一場しか登場しないけれど染五郎さんならではのお役だったと

二、於染久松色読販/お染の七役
柳島妙見の場より向島道行の場まで
油屋娘お染/丁稚久松/許嫁お光/後家貞昌
奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六 福 助
鬼門の喜兵衛 染五郎
女猿曳きお作 高麗蔵
油屋多三郎 桂 三
召使お勝 歌 江
船頭長吉 錦之助
山家屋清兵衛 歌 昇
百姓久作 段四郎
それにしても喜兵衛さん
“ タニシの木の芽和え ”
そんなに強調しなくても(笑)
思わず → そめいろ を思い出して吹き出しそうになりました
上手で 死体(ほんとは生きてる)にお灸を据えてる場面での
下手 お六/福助さんと 喜兵衛/染五郎さんの反応が・・・
お灸ネタよりこっちの方が気になって気になって(笑)
耳は上手に 視線は下手のお二人に
な感じで拝見してしまいました
福助さんは顔を客席に見せるまいとしながらも
とっくに膝崩して笑ってるし
特に正面向いてないといけない強面な喜兵衛さん
目が笑ってるよ~口角も上がってる(笑)
そんな染五郎さんをじっとみてると
思わずコチラも笑いがこらえられなくて (^▽^;
その場で真面目を通さないといけない
役者さんには拷問ですね(笑)
観てる方は違った意味で笑えて楽しかったですが
大啖呵を切ったわりにボロがでて
強請りに失敗し そそくさと籠を担いで花道を引っ込む時の
お六と喜兵衛がとっても好きです
悪徳ボケカップルとでも呼びましょうか
両手とも着物の袖に入れてしまって
肩だけで籠を担ぐ喜兵衛が渋くて渋くて惚れました~
こんな喜兵衛さんなら騙されてみたい(笑)
強請られるのは怖いから (^▽^;
騙されるだけでご勘弁
(女房なんだから当たり前なんですが)
劇中何度となく お六を “かかぁ~” と呼ぶ
喜兵衛さんがツボで
お六さんのことを いいなあ~
と わけわからないこと思ったり
だって素敵なんだもの 愛情こもってるもの~
とんでもない夫婦のようですが実はラブ❤?
重量感出てきましたね~
(別に体重が増えたなんてことじゃございません)
なんなんでしょうね~
地に足が付いて・・・なんて
知ったかぶりですみません
棺桶の上で 考えを巡らし沈黙のうえ
剃刀をくわえ死人を別人に仕立てる場面
なんだかゾクっとしました
ひとことも言葉を発せず そのたたずまいだけで
明らかに今までの空気と違う
ガラッと変えてしまったのは凄かった
最近 ↑ こういう お役の方が好きだったりします
いなせな雰囲気の芸者だとか
あだっぽくてハスッパな感じの
今回のようなお六だとかの役の
福助さんの方がよいかな
お姫さまとかは・・・あまり好きじゃなくて ごめんなさ~い
表情で感情を表そうと し過ぎるのが
・・・好きではありません
なので絵面を観ずに 声だけで芝居を聞く時も (;^_^
今回も やりすぎ感がって方もいますが
今回のは お客さんを楽しませることが1番なんです きっと
こういう演目は
客席に 歌舞伎初めての方が多い方が 反応が素直で
その雰囲気の中にいる方が絶対楽しめます
だって福助さんの早替わり ホントすごい!
花道をはけて一瞬にして 違うお役で本舞台上
NHKニュース9で走っていたのは きっとこの場面!
単純に 楽しむが勝ち!こういう演目は
まあいろいろおっしゃる方もありましょうが
合うか合わないかその時の相性の問題なんでね
楽しかったですわん♪
いつもな偏った?楽しみ方にお付き合い頂きましたこと
感謝いたします 読んで下さった?みなさま
あらすじ等は → 歌舞伎美人 で
一、鬼平犯科帳/狐火
長谷川平蔵 吉右衛門
密偵おまさ 芝 雀
狐火伜又太郎 錦之助
同弟 文吉 染五郎
お久 隼 人
河合伝内 由次郎
小房の粂八 歌 昇
瀬戸川の源七 歌 六
相模の彦十 段四郎
テレビの平蔵さんはほとんど知らないので
舞台の平蔵さんがイコールなんですけど
やっぱりかっこいいですね吉右衛門さん
大膳とは違った意味で大きい
懐がデッカイ 鋭い中にも優しさが
お頭~って頼りたくなるタイプです
今回 若い頃の女性遍歴?も垣間見られて(笑)
ますます 愛されるべきキャラクターです
錦之助さんは実直な盗賊がお似合いでした
盗賊で実直ってのもなんですけど(笑)
観た方にはお分かりいただけるかな
でも穏やかで優しすぎるきらいがあって
表の商売人としての顔と
裏の盗賊の長としての差があるのか?
と感じてしまうところも
でもこういう人物だからこそ
先代の狐火は実の息子である弟文吉ではなく
妾腹の兄又太郎に跡目を継がせたのでしょうね
弟を思う心は人一倍
こんな兄だったから
こんな弟になってしまったのもあるかもなぁ
染五郎さん!やさぐれて拗ねた感じが
ほんとよくお似合いです
というか内面描写が実に上手い!
まあアマちゃんなのはいけないのですけど
決して兄又太郎のことを嫌いなわけじゃない
兄ちゃんにも構ってほしかったんだと
そして おやじさんにも きっと
最後わざと兄の手に掛かったように見せかけ
一瞬にして自ら命を絶つのですが
泣けてしまって・・・とても哀しい文吉です
一場しか登場しないけれど染五郎さんならではのお役だったと

二、於染久松色読販/お染の七役
柳島妙見の場より向島道行の場まで
油屋娘お染/丁稚久松/許嫁お光/後家貞昌
奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六 福 助
鬼門の喜兵衛 染五郎
女猿曳きお作 高麗蔵
油屋多三郎 桂 三
召使お勝 歌 江
船頭長吉 錦之助
山家屋清兵衛 歌 昇
百姓久作 段四郎
それにしても喜兵衛さん
“ タニシの木の芽和え ”
そんなに強調しなくても(笑)
思わず → そめいろ を思い出して吹き出しそうになりました
上手で 死体(ほんとは生きてる)にお灸を据えてる場面での
下手 お六/福助さんと 喜兵衛/染五郎さんの反応が・・・
お灸ネタよりこっちの方が気になって気になって(笑)
耳は上手に 視線は下手のお二人に
な感じで拝見してしまいました
福助さんは顔を客席に見せるまいとしながらも
とっくに膝崩して笑ってるし
特に正面向いてないといけない強面な喜兵衛さん
目が笑ってるよ~口角も上がってる(笑)
そんな染五郎さんをじっとみてると
思わずコチラも笑いがこらえられなくて (^▽^;
その場で真面目を通さないといけない
役者さんには拷問ですね(笑)
観てる方は違った意味で笑えて楽しかったですが
大啖呵を切ったわりにボロがでて
強請りに失敗し そそくさと籠を担いで花道を引っ込む時の
お六と喜兵衛がとっても好きです
悪徳ボケカップルとでも呼びましょうか
両手とも着物の袖に入れてしまって
肩だけで籠を担ぐ喜兵衛が渋くて渋くて惚れました~
こんな喜兵衛さんなら騙されてみたい(笑)
強請られるのは怖いから (^▽^;
騙されるだけでご勘弁
(女房なんだから当たり前なんですが)
劇中何度となく お六を “かかぁ~” と呼ぶ
喜兵衛さんがツボで
お六さんのことを いいなあ~
と わけわからないこと思ったり
だって素敵なんだもの 愛情こもってるもの~
とんでもない夫婦のようですが実はラブ❤?
重量感出てきましたね~
(別に体重が増えたなんてことじゃございません)
なんなんでしょうね~
地に足が付いて・・・なんて
知ったかぶりですみません
棺桶の上で 考えを巡らし沈黙のうえ
剃刀をくわえ死人を別人に仕立てる場面
なんだかゾクっとしました
ひとことも言葉を発せず そのたたずまいだけで
明らかに今までの空気と違う
ガラッと変えてしまったのは凄かった
最近 ↑ こういう お役の方が好きだったりします
いなせな雰囲気の芸者だとか
あだっぽくてハスッパな感じの
今回のようなお六だとかの役の
福助さんの方がよいかな
お姫さまとかは・・・あまり好きじゃなくて ごめんなさ~い
表情で感情を表そうと し過ぎるのが
・・・好きではありません
なので絵面を観ずに 声だけで芝居を聞く時も (;^_^
今回も やりすぎ感がって方もいますが
今回のは お客さんを楽しませることが1番なんです きっと
こういう演目は
客席に 歌舞伎初めての方が多い方が 反応が素直で
その雰囲気の中にいる方が絶対楽しめます
だって福助さんの早替わり ホントすごい!
花道をはけて一瞬にして 違うお役で本舞台上
NHKニュース9で走っていたのは きっとこの場面!
単純に 楽しむが勝ち!こういう演目は
まあいろいろおっしゃる方もありましょうが
合うか合わないかその時の相性の問題なんでね
楽しかったですわん♪
いつもな偏った?楽しみ方にお付き合い頂きましたこと
感謝いたします 読んで下さった?みなさま