いつもながら月遅れの観劇記UPです
今月は大事な大事な六月大歌舞伎初日もあって
先にそちらを頑張っちゃったし
覚書き用なので・・・と自分で納得してればそれでよし!
と独り言で ひとしきり言い訳をしておきます (^▽^;


五月大歌舞伎・新橋演舞場・昼の部 
     あらすじ等は → 歌舞伎美人

一、祇園祭礼信仰記/金閣寺
松永大膳     吉右衛門
此下東吉 後に
真柴久吉     染五郎
狩野之介直信  福 助
慶寿院尼     吉之丞
松永鬼藤太    錦之助
十河軍平 実は
佐藤正清     歌 六
雪  姫      芝 雀


いや~吉右衛門さんの大膳 頭のてっぺんから
つま先まで大膳です 大きくてそれでいて(^▽^; エロい!
エロいという言葉は適切ではないかもですけど(笑)
他に言い方が・・・
それでもって雪姫に対してメチャなこと言ってるけど
扱いは紳士的?

東吉/染五郎さんの碁を打つ横顔は美しっ!

負けが決まって腹を立てた大膳が
碁盤をひっくり返して(なんてことするんだ!)
碁笥(ごけ)・・・碁石を入れる器
を井戸に放り込み
手を水で濡らさず見事取ってみよ と
ここでも無理難題をリクエスト(笑)

東吉が知力を総動員して見事やってのける場面
とい を外してから~の一連が
おお~そう来るかと感心することしきり
   ・・・って金閣寺 今まで何度か観てるはずなのに (;^_^
最後は碁盤を担いでの見得
とても素敵でした

立ち回りは言わずと知れた?お手のモノ
バッタバッタとやっつけて 気分爽快!

久吉が背中に刀を縛り付ける仕草が
なぜか萌え❤ポイントな私です

今回はないけれど
舞台上でのお着替えとかお支度とか
裾を気にして直す 襟を正す
染五郎さんの
そんな何気ない所作が好きだったりします (^▽^;

慶寿院尼を助けるため 桜の木をよじ登る
ここで客席は おお~という感じで
少しザワってましたよ
豊臣秀吉が猿と呼ばれた所以の演出とのこと


4年前の時より 断然今回の方が面白いのはなぜだろう?
その他にも違う方の大膳・東吉も観てるけど
今回が一番おもしろい
自分が歌舞伎歳を重ねたからだけではないはずで
何が違うのでしょうか う~ん (・・?
もちろん染五郎さんも4年の歳を重ねられたこともありますし

雪姫人形振りの演出はなかったけど
それが要素ではない・・・(キッパリ)
珍しいものではあったけれど
人形遣いに遣われているようには・・・ (;^_^
人形遣い自身の動きが 人形を遣ってるようには見えなかったし

いろいろ要因要素が重なったということにしておきましょう

それにしても桜の花びら(紙吹雪)すごかったですねえ~
あんなに必要なのかは (・・? ですが キレイはキレイ
熱演で汗だくな芝雀さんの首筋にくっ付きまくってましたけど

芝雀さんお痩せになられたでしょうか?頬のあたり
いつもより色気が感じられたのは
そのせいだったかも知れません

テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-五月大歌舞伎1

二、上 心猿
   下 近江のお兼

心猿/近江のお兼  福 助

近江のお兼は何度か観てるのですが
心猿は初めてです
最後 馬まで引き抜きしちゃって楽しかったですが
踊り手はずっとお猿の顔の被りものって・・・???
かわいいからいいですけど
晒しを使った新体操みたいな(笑)振りは
きれいに弧を描いてました
ほんの20分ほどの踊り 短いので楽しめました


三、眠駱駝物語/らくだ
紙屑買久六   吉右衛門
手斧目半次   歌 昇
妹おやす     高麗蔵
馬  吉      由次郎
家主佐兵衛   歌 六
家主女房おいく 段四郎


落語の らくだ は拝聴したことないので・・・
本来の面白みっていうのは正直よくわからないのですが
笑えるんですけど~
かんかんのう とか死んだ馬吉を使って躍らせるって
どうなの?とか・・・そんな風に理屈っぽく
極めて冷静な目で観ながら思ってしまうって (;^_^
今一歩 テンポに乗せられ
手放しでおもしろい!までは至りませんでした