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架空の生き物の
定義とは?
恐らく多くの人が見たことが無いから
いないと思ってるだけではないだろうか
観た事が無いものを全て否定してしまうなら
それは凄く寂しい
価値観だとは思わないかい?
これは5年程前の話なのなのだが私は
カッパに逢ったことがある
当時通っていた
居酒屋に
頭頂部の禿げたおっさんが座っていた
仕事帰りの
サラリーマンだろうか
仕事の疲れを酒で癒すその独特の哀愁になぜか心を引かれ
席を一つ空け隣に座った・・・
生ビールを煽りながらふと一つ隣の席のおっさんを見ると
モロキューをムシャムシャと食べながら日本酒を呑んでいた
暫くするとその
おっさんは私に
「一緒に呑まないか」と誘ってきた、断る理由も無いので
他人行儀に一つ空けていた席を詰めて隣に座った
おっさんは保険会社の営業をしながら、趣味と実益を兼ね
週に2日は通勤途中にある
スイミングスクールで子供に水泳を教えていると言う
お互いの身の上話なんかをしてるうちに次第に打ち解け
酒の酔いも手伝いなんとも心地よい気分になった
するとおっさんは突然、俺
カッパだったんだよねとポツリとしゃべり始めた
私はは
カッパだと言う告白に驚きは無かった
私は当然存在しているだろうと以前から思っていたからね
それよりも「だった」という過去形が気になった
確かに見た目には普通のおっさんだし私のように理解ある人間でなければ
見ず知らずの人に俺は
カッパだと言われても
酔っ払いの
サブイ冗談だと思うだろう・・・しかし・・・
カッパの話は続く、ここからは私が実際に聞いた話をまとめる
50年ほど前までは
カッパとして平和に暮らしていたらしいが
色々な産業や工業が発達する過程で住処である川はどんどんと汚れ
また一部の河川敷は道路開発などのためコンクリートで埋め固められた
逃げるように安住の地として見つけた山奥の川岸も
リゾート地として開発され観光や釣りをする人なども増え
次第に住む場所を失った
行き場を失った
カッパは
人間の居住地にまで現れるようになったが
ひとたび人間に見つかれば妖怪だ化け物だと言って危害を受ける羽目に
そこで
カッパは種族に伝わる特殊な術を使い人間に化け生活するようになった
そのさい
皿の部分には毛が生えないためメスは
カツラをかぶり
オスもそううする場合があるが人間界において
ハゲは不自然ではないのでそのままの者が多いそうだ
カッパの目から見れば人間の生活はとても裕福で楽しいものに映ったらしが
実際は人間の世界は何かとしがらみが多く、また生活は非常に苦しいと思いしらされた
何よりも同じ種族同士で傷つけあい時には戦争にまで発展し殺しあう事に
非常に驚いたという
カッパの世界ではそんな事は無いのだ
カッパは言う
「私たちは、その昔平和に生きていました、川で泳ぎ小魚を捕まえ腹を満たし
仲間たちと笑って過ごす、月が昇ったら眠り川のせせらぎで目を覚ます
人間たちから見れば向上心のない種族だと思われるでしょうが
我々にはそれで充分それだけが何よりの幸せだったんですよ・・・」なるほどと考えさせられた、欲に任せ空気を濁らせ川を汚し
便利になった世の中は私たちに何を与えたんだろう・・・
私たちは発展と共に色々な問題も引き起こし、払った代償は大きいと思う
カッパの話を聞いて少し考えさせられた
かっぱ人間として生きる道を選択した限り
二度と元の姿には戻れないらしい
今も
カッパとして生きている者もいるが
次第に姿を減らしているとの事・・・
同じ時期に
カッパの他に
鬼や
天狗も同じ道をたどったらしい
どうりで見かけないわけだ・・・
カッパは8皿めの
モロキュウを平らげると、お先にと席を立った
ちなみに
カッパは基本的には川魚しか食べない
人間の食べ物で他に食べれるのがたまたま
きゅうりだけだった
その居酒屋には川魚のメニューは無く他に食べるものが無かったともこぼした
当然お米も食べられないから、初めて
かっぱ巻を見たときは
そのネーミングに驚いたし、
かっぱ寿司に関してはまるで意味が解らないと嘆いていた。