21年前…
2000年8月2日は
角松敏生さんの
アルバム『存在の証明』発売日です

ブックレットの裏表紙は
ちょっと珍しい裸足の角松さん。
愛と修羅
のMVや

Flowツアーのパンフレットにも
この裸足姿が収められています。
このアルバムは
角松さんが
活動再開して一番力を入れた作品 と語る
思い入れの強い作品です。
全曲アコギで作曲されていて
70年代、80年代前半の
アーシーでベーシックな…
ロックとかフォークとかR&B
そういったベーシックの要素を
オルタネイティブに表現する、っていう
そういったことを目指した作品なんですね
というご本人の意図が反映されています。
スティーブ・ガッドをはじめ
リッチー・ヘイワードや
ヴィニー・カリウタといった
海外の名ドラマーたちを起用。
角松BANDの主要メンバーを
ロサンゼルスに連れてって
毎回違うドラマーとか
パーカッション奏者のリズム隊を呼んで
向こうの本場の人たちのリズムで
レコーディングを体験するという
ちょっとした
“角松敏生セミナー”みたいな感じで
レコーディングされました。
活動再開後の曲はどれも釈然としている
という角松さんですが
このアルバムに収められた曲は
特にどれも気に入っているそうで
スティーブ・ガッド参加の
浜辺の歌に関しては
これはもう、大好きです!
自分の曲の
10本指に入ります とのこと。
ジャケットに書かれている
“ANTINOMY”とは“二律背反”
正命題、反命題の
どちらにも証明できる矛盾
パラドックスのことです。
このアルバムは
言葉にこだわって作られたことも
特徴の1つで
それまでの作品では
使われたことがなかった言葉も
あちこちに散りばめられていて
そのことにより
ANTINOMYな世界観が
より効果的に描かれています。