小川 徹朗のブログ

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 基準を超える放射性物質(放射性同位元素)を投与した検査で子どもが過剰に被曝(ひばく)していた問題で、成人でも学会などの推奨する基準の5倍の量が投与されたことが甲府市立甲府病院への取材でわかった。病院は健康影響はないとしている。「医療の裁量」でどこまでの基準超えが許されるのか、実態はあいまいだ。

 病院によると、2009年、成人2人が受けた腎臓の検査で、放射性物質「テクネチウム」の推奨投与基準は1回の検査で「185メガベクレル(メガは100万)」なのに、実際は千メガベクレル以上が投与された。投与量を推計できる資料が残っていて判明した。

 検査では薬と混ぜた半減期6時間のテクネチウムを静脈注射し、体内から出る放射線を外から撮影する。

 基準の5倍以上の投与だが、病院の担当者は「成人なので健康への影響はない。過剰投与ではない。外部の専門家も入った調査委員会の判断だ」と説明。過剰投与ではないと判断した理由については「基準の3倍程度までは通常でも医療従事者の裁量で許容される。5倍は多いが、調査委員会での議論でも『医療の裁量を超えているとまでは言い切れない』という結論になった」と話している。M93167

 北朝鮮で「管理所」と呼ばれる強制収容所に、約20万人もの住民が収容され人権抑圧が続いているとして、世界15カ国、約40の人権団体が8日、東京都内で「北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合」を設立した。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチやアムネスティ・インターナショナルなどを母体に、日韓中や欧米などの人権NGOが参加。日本の拉致被害者家族とも連携し、国連調査委員会の設置を実現するなどして北朝鮮が存在を否定する収容所の実態解明と解体を求めていくという。

 少なくとも6カ所あるとされる北朝鮮の収容所をめぐっては、欧州議会が昨年7月の決議で国連調査委員会の設置を求めた。しかし国連総会で05年以降毎年採択されている北朝鮮非難決議は人権状況に「深刻な懸念」を表明する一方、調査委設置には触れていない。 M40309

 東京電力福島第一原子力発電所から海へ放出された放射能の総量は、3月21日~4月30日で1.5京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)を超えるとの試算を、日本原子力研究開発機構などがまとめた。東電はこれまで、海に流出した汚染水中の放射能量は約4720兆ベクレルとの推定を発表しているが、今回は、これに大気からの降下分を加えた結果、3倍を超える値になった。

 同機構の小林卓也研究副主幹(海岸工学)らは、原発の放水口付近の海洋での放射能の実測値などをもとに、直接海に流出した量を推定。これとは別に、大気から降下した放射能量もシミュレーションで推定して、足し合わせた。

 その結果、放出量はヨウ素131が1京1400兆ベクレル、セシウム137が3600兆ベクレルになった。セシウム134は計算していないので、総放出量は1.5京ベクレルを超えるという。