カリパク パート11
彼が予約をしてくれていて良かった開店とともに私たちはお店に入ったけれどあっという間にレストランは満席になったそもそもそのレストランを早い時間に予約したのはオープンから最初の1時間だけのサービスでお客さん1人につきアルコールやソフトドリンクが1杯タダで飲めるから当然私たちはその1杯にお酒を頼んだそれから刺身やお寿司といった定番の日本食から彼の好きな料理を頼み買ったワインに舌鼓しながら彼と一緒にその夜を楽しんだ正直何時にレストランを出たのか覚えてないけれど私はかなり酔っていたその状態でレストランの裏は夜景が綺麗だからと私たちはそこまで歩いてしばらく夜景を見ていたそして2軒目をスキップしてタクシーを拾って彼の家へと向かった私はその日も(性懲りもなく)自転車で来ていたただそれは、だらしない自分への戒めだった自転車で来たからには自転車で帰るつまりお持ち帰りはなしでそれでも彼がまた次デートに誘ってくれるかを私は見極めるつもりでいたでもその夜私は自転車のことなんてすっかり忘れていたそれどころか朝起きた時には前の夜彼の家に着いてからのこともろくに覚えておらずベッドの下で見つけたのは前の晩おろしたてだった靴がたった半日で履き潰されていた姿だった