いつもよりゆっくりまったり時間をかけたけど、やっぱり最後はいつも通り激しくなったセックスを終えたあと、

結局ガツガツしちゃった…やっぱり俺には無理だったみたい。

って照れたアオくんは可愛かった。


そのあと少しゆっくりして、ちょうど時刻は0時。
軽くシャワーを浴びて、めいめい持参した衣装に着替える。
私はレザーのキャットスーツにコルセット、アオくんは赤紫のチャイナドレス。
女性物のドレスが入るのか心配したけど、すらりとしたアオくんはなんなく着こなす。まっすぐの肩、ぺたんこのお腹、小さなおしり。直線的な身体のラインがむしろ清潔な色気を醸し出している。

さすがにすね毛は可愛くないだろうと網タイツを持参してあげたけど、下はズボンをはいたまま行くらしい。
メイクも断られたから、緑のカラコンだけあげて、メガネの下に泣きぼくろをチョン、と書いてあげた。
アオくんは自分でもまんざらでもなさそうに鏡を見ていた。


ホテルから出て、会場までは数分、街を歩かねばならない。
夜だしホテル街だし大丈夫だろうと思ったけど、意外に外は一般人の人通りがあって、チャイナの男とぴちぴちキャットスーツの女が手を繋いで歩く姿は少し気恥ずかしかった。