さて、あっという間に読み終えました。
この本は先日行った「ビブリオバトル」で高校生のひとりが紹介していて気になった本なのだけど、
彼に教えてもらわなければ一生出会わないタイプの本だったので感謝である。
めっちゃ面白かったし、ユカリさんも普段言語についてぼんやりと思いを巡らすことは好きなので、読んでてけっこう共感できた。
「えーっと」と「あのー」の違い、わかりますか?
や、
怪獣の名前にガギグゲゴが多いのはなぜ?
といった身近な疑問に論理的に考察を重ねてくれます。
話は少し変わりますが、そういや以前からユカリさん、
人工言語にも興味があるのよ。
人工言語っていうのは自然発生してどこかの地方で使われている言語ではなくて、人工的に作り出された言語です。
そのまんまやないか。
エスペラント語とかが有名ですね。
語学って学習すると、ほんとに頭の構造が変わって、知らず知らずに自分のなかにできていた常識の壁、思考の癖みたいなものを飛び越えることができるのね。
英語でもそのリフレッシュ体験はできますけども、人工的に生み出された言語を操るってなんかロマンがありませんか?
めちゃくちゃ卑近な例を出すと、ギャル文字みたいなもんであろうか…?
詩や俳句であってもそう、本来の使い方とは違うけど、そこにこの単語、この文字を入れるとなんかめっちゃしっくりくる!みたいな言語の使い方、あるよね。
日々そういうのを探している。
以前はペットの名付けにもちょっとこだわっていて、原色のド派手な熱帯魚に
不夜城
って名前をつけて可愛がっていたが、あれはほんとに見目にぴったりとうつくしくハマった名前であった。
彼らにS氏とアオくん、と名付けたのも今となっては彼らをうまく言い表していたな、と自賛している。