完全に呼吸が出来ないのは怖い。
1度よそで体験して、閉所恐怖症になりそうなくらいの恐怖を植え付けられた。

それでもゆるゆるとした息苦しさは好きで、だんだんと上がって行く心拍数と波打ちぎわを洗うようにひたりひたりと迫ってくる恐ろしさを味わい、同時に自分のこころを凪にするように見つめていられる時間がいい。

余裕を持っていられるのは、限界まで行くより前にアオくんが助けてくれると知っているからなんだろう。


解放されて、また最初から。
近ごろ中を弄るのが好きなアオくんはフィンドムを付けてあちこち押したりかき混ぜたりする。
中に片手を入れたまま、その甲を反対の手でコツコツと、のみみたいに叩かれる。
骨を伝った振動が弱いところに微弱な電気を流すようで、不思議な快感がある。ぴくりと動くと、アオくんは反応を見逃さずに、より感じる方法を探して打つ速度を変えていく。
 意識しないと紛れてしまいそうな感覚だけど、慣らせばコツを掴めそうな気がする。
まだ自分の身体に知らない可能性があるというのは興味深かった。