皆さまこんにちは。
前回は再発の知らせを受けたところまでお話しました。
前回の投稿はアメトピに掲載され、非常にたくさんの方にご覧頂きました。閲覧数が1万件を超えランキングも54位に入り、びっくりしました。
皆さま、ありがとうございます!
さて、1回目は搔爬+人工骨を補填する手術を行いました。
今回はどのような方針で手術をしようか。前回に引き続き、以下の選択肢の中から考えました。
①搔爬+人工骨(前回と同じ)
②搔爬+骨セメント
③人工関節
前回と同じ①でもきっと同じように再発するんだろうなぁ、②は体の中に異物が残り続ける事になるし、③は最終手段だよなぁ、といったことを思いつつ、
私は②搔爬+骨セメントを選択しました。
これは、体への負担もできる限り抑えつつも、少しでもこの病気を直せる確率を上げて再発を繰り返したくない、という思いから選びました。
人工骨を入れた部分から再発してしまっていたので、そこをセメントで固めてしまえばその部分は再発しないよね。という考え方です。
もちろんセメントの周りから再発する可能性はあるものの、人工骨で1度再発してしまっているのと骨セメントの方が若干ではあるものの成績が良いとの事で、骨セメントを医師から勧められての決断でした。
セメントで埋めた部分は、Kワイヤーと呼ばれる医療用ステンレスピンで固定します。
<術後のレントゲン画像はこちら>

「いよいよ異物が体の中に入った」という感じでしょうか。
見た目にもなかなかのインパクトがありますよね。
今回も前回と同様に2週間の入院となりました。
今回は腸骨を採取しなかったため、前回よりは手術後の痛みが少なかったです。
また、骨セメントは入れた瞬間から強度が高いため荷重の制限はなく、松葉杖は1ヶ月程度ですぐに取れました。
これらの点は前回と比べて楽だと感じましたね。
退院後の痛みについては、異物が入っているせいかワイヤー部分が外から押すと痛む感じが暫くの間残りました。
松葉杖が取れてからの期間は、前回と同様に飲みに行ったり旅行に行ったりと、普段通りの生活を送ることができました。
普通に歩いて日常を送れる事って当たり前じゃない、感謝しないと。と思います。
このような状況になってみないと分からない部分も多いと思いますが、日常って当たり前じゃないです。
何気なく普通に過ごしている会社の人達や友人を見ていると、羨ましくて仕方がない気持ちになった時も多々あります。
「何で自分だけこんな思いをしなければいけないんだ」と思うような時もありました。
その辺りの気持ちの浮き沈みや、病気とどのように向き合いながら暮らしていけば良いかについても、
別の記事で私なりの考えをお伝えできればと思います。
つづく