山陰の旅 2024
滋賀県彦根市 彦根城 再訪 (2024年5月中旬訪問)
百名城No50
この日の宿泊地は滋賀県彦根市です。目的は、彦根城を攻城することと、ひいきにしている鰻屋で、日本酒「七本槍」を飲んで、ひつまぶしを食べることです。彦根には、以前仕事で毎週1年ほど来ていたので、懐かしいです。TVで良く知られている、「鳥人間コンテスト」会場もすぐ近くにありました。
駅前のホテルにチェックイン後、駅前通りを北西方向に歩くと10数分で表門橋に着き、券売所で登城券を買って攻城開始です。
案内図
城郭図
登城券
城郭説明
彦根城は、井伊家が代々城主を務めました。特に初代藩主である井伊直政が関ヶ原の戦いの功績により近江国北東部に封じられ、その居城として築城が開始されました。しかし、直政は築城中に亡くなり、その遺志を継いだ息子の井伊直継が築城を開始しました。最終的に城を完成させたのは、直継の弟である井伊直孝です。江戸時代を通じて、彦根藩主として井伊家が一度も変わることなく居城とし続けたことは、当時の配置替えが頻繁に行われた時代において非常に異例であり、徳川家からの厚い信頼と井伊家の高い行政手腕を示しています。
彦根城の様式は、平山城に分類されます。これは、小高い山(丘)の地形を利用して築かれた城を指します。天守は「複合式望楼型」で、3重3階地下1階の構造を持っています。
建築様式としては、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての近世城郭の様式を取り入れています。特に天守の外観は、多様な破風(切妻破風、入母屋破風、唐破風)が巧みに組み合わされ、2階と3階には花頭窓、3階には高欄付きの**廻縁(まわりえん)**を巡らせるなど、装飾美に重きを置いた華やかな意匠が特徴です。壁や軒裏、破風は漆喰で塗り込められ、金箔を押した飾り金具や黒漆が多用されています。
また、彦根城は、急いで築城するために周辺の城(特に大津城の天守など)の部材を移築して再利用している「リサイクルの城」という側面も持っています。
彦根城には、以下のような特徴があります。
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国宝の天守: 日本に現存する12の天守のうち、国宝に指定されている5城の一つです。
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「戦う城」としての機能性: 近世城郭のスマートな外観を持ちながらも、戦国時代の山城のような高い戦闘能力を秘めています。刀や槍での戦が行われた中世と、鉄砲戦に備えた近世の両方の時代の城の特色を兼ね備えています。
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多様な石垣: 築城当初からの「牛蒡積み(ごぼうづみ)」や、幕末に積み直された「落し積み」など、異なる石垣の積み方を見ることができます。
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登り石垣: 全国的に珍しい「登り石垣」が5カ所に築かれています。これは山の傾斜を登るように築かれた石垣で、敵の侵入を阻止する目的がありました。
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天秤櫓: 左右非対称の二重櫓が廊下橋で連結された独特の構造を持つ櫓で、その形状から「天秤」の名がつけられました。
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馬屋: 国の重要文化財に指定されている大規模な馬屋が現存しており、平和な江戸時代に入っても武術や馬術の修行を怠らなかった井伊家の名残を感じさせます。
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急な階段: 天守内の階段は傾斜角度が62度にもなり、敵の侵入を阻むための仕掛けの一つでもあります。
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彦根城博物館: かつて井伊家の城主が住んでいた表御殿を復元した博物館が併設されており、井伊家ゆかりの武具などが多数展示されています。
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玄宮園と楽々園: 広大な庭園である玄宮園や、藩主の居間であった楽々園(槻御殿)も城内にあります。
彦根城は、美しい外観と堅固な防御機能を兼ね備え、井伊家の歴史と文化を今に伝える貴重な文化遺産です。
ひつまぶし
純米吟醸酒「七本槍」
2024年山陰の旅の旅行行程は、2024年の5月にブログアップしてます。
















