山陰の旅 2024
愛知県犬山市 犬山城 再訪 (2024年5月中旬訪問)
百名城No43
2024年中旬に、世界遺産の「石見銀山」に行く途中に立ち寄りました。 各地の城の攻城を始めてから4城目の現存天守です。2016年9月24日に攻城以来の再訪です。相変わらずの急階段と、床の軋み音、石垣は感動ものでした。
案内図
城郭説明
犬山城は、室町時代の天文6年(1537年)頃に織田信長の叔父である織田信康によって築城されたとされています。その後、戦国の世を反映するかのように、織田信清、池田恒興など、めまぐるしく城主が交代しました。
江戸時代に入ると、尾張徳川家の付家老となった成瀬正成が城主となり、以降、明治維新まで成瀬家が代々犬山城を守り続けました。
そして、犬山城の歴史で特筆すべきは、2004年まで日本で唯一の個人所有の城であったこと! 成瀬家が明治時代以降も私財を投じて城を維持し、その姿を現代に伝えてくれたことに、深く感謝せずにはいられませんね。現在は、公益財団法人犬山城白帝文庫が所有し、管理しています。
独特の形式美「望楼型天守」
犬山城の天守は、現存する日本最古の様式である望楼型(ぼうろうがた)です。 これは、下層の建物(入母屋造)の上に、見張り用の望楼を載せたような構造を指します。犬山城の天守は、3重4階地下2階という複雑な構造を持ちながらも、その優美な外観は多くの人々を魅了します。特に、白漆喰の壁と下見板張りの黒い腰壁のコントラスト、そして屋根にあしらわれた千鳥破風や唐破風は、戦国期の城としては非常に洒落た意匠と言えるでしょう。
また、犬山城は丘陵の地形を活かした平山城であり、天守までの道中には敵の侵入を防ぐための様々な防御の工夫を見ることができます。天守自体も複合式という形式で、天守に付櫓(つけやぐら)が付属しており、防御性が高められています。
天守最上階からの絶景と、歴史を物語る建築美
犬山城の最大の特徴の一つは、なんといっても天守最上階からの360度の絶景です。周囲を取り囲む廻廊からは、雄大な木曽川の流れ、遠くには御嶽山、さらには岐阜城や名古屋駅のビル群まで見渡すことができ、まさに「殿様気分」を味わえます。
また、現存天守である犬山城は、築城当時の木材がそのまま残されており、城内を歩くとギシギシと軋む音が聞こえ、床の隙間などからも歴史の重みを感じることができます。柱や梁といった主要構造部からは、長い年月の痕跡が刻まれており、まさに「本物」の迫力に圧倒されることでしょう。1階の「武者走り」と呼ばれる通路など、城兵が戦うための工夫も随所に見て取れます。
尾張名古屋は城で持つ→尾張名古屋は犬山で持つ
犬山城は、木曽川を流通路とした木材、ヒバの中継集散地として、江戸幕府の財源として大変重要だったようです。
国宝犬山城は、その独特の歴史と形式、そして天守からの絶景など、見どころ満載のお城です。木曽川沿いに佇むその姿は「白帝城」とも称され、多くの人々を惹きつけてやみません。歴史のロマンを感じながら、当時の武将たちが眺めたであろう景色を見て感動を隠せませんでした。
犬山城第1駐車場(キャッスルパーキング西面)














