奈良県高取町 大和高取城 攻城254 (2025年5月中旬訪問)その1
百名城No61 72/100
奈良県天理市内のホテルに宿泊した翌日、未攻城の最後の日本三大山城「大和高取城」を2018年10月の備中松山城、2023年6月の岩村城についで、ついに攻城をはたしました。
高取城への攻城アクセスは下記の方法がありました。
① 近鉄吉野線 壺阪山駅周辺に駐車して、徒歩で城郭北側から登り南側に降りてくるルート
② 近鉄吉野線 壺阪山駅周辺に駐車して、タクシー(往復)で城郭南側八幡口へ行き登るルート
③ 壷阪寺駐車場に駐車して、徒歩又はタクシーで城郭南側八幡口へ行き登るルート
結局③を選択しました。前日、壺阪観光タクシーを予約して、城下町内の「夢創館」(10時開館で空いていず)あたりで再度電話して壷阪寺第二有料駐車場まで行きクシーに乗り、八幡口まで行き攻城開始しました。タクシーを使用したのは、老齢なこと、八幡口までの林道が道狭なこと、駐車場が数台駐車できそうでしたが、混雑具合がわからなかったことです。攻城後は、徒歩で壷阪寺第二有料駐車場まで降りる予定(徒歩1時間ほど)でしたが、当日中に和歌山城を見て、白良浜のホテルに行く予定だったので、八幡口までタクシーを呼びました。運転手さんは気さくな御老人で、行き、帰りとも超良心的な1,350円でした。駐車場は2時間超で、1,500円で、超高額でした。がら空でした。
城郭説明
奈良県高市郡高取町にそびえる大和高取城は、岐阜県の美濃岩村城、岡山県の備中松山城と並び、「日本三大山城」の一つに数えられる壮大な山城です。標高583.9mの高取山頂に築かれ、麓からの比高はなんと390mと日本一!その圧倒的な高低差が織りなす景観は、まさに「天空の城」と呼ぶにふさわしいものです。
大和高取城の様式と特徴
大和高取城の築城は、南北朝時代の1332年(元弘2年)、大和の豪族である越智邦澄によって砦のような形で始まりました。当初は土塁と堀のみの簡素な造りで、「掻揚城(かきあげのしろ)」とも呼ばれていました。
その後、安土桃山時代から江戸時代にかけて大規模な改修が加えられ、特に豊臣秀長の重臣である本多利久(本多利朝とも)による改修で、現在の高取城の姿が形成されました。山城でありながら、平城の築城技法が取り入れられているのが大きな特徴です。
- 連立式天守: 天守と小天守、そしてそれらを結ぶ多聞櫓(城壁に沿って建てられた細長い櫓)が一体となった「連立式天守」の構造を持っていました。これは姫路城や和歌山城などと同じ形式であり、山城としては非常に珍しく、堅固な防御を誇りました。
- 高石垣: 各所に築かれた石垣は圧巻で、特に本丸の天守台の石垣は高さ約12mにも及び、山城の石垣としては最大級です。直線的な「打込み接ぎ(うちこみはぎ)」や「算木積み(さんぎづみ)」といった技法が用いられ、堅牢さと美しさを兼ね備えています。
- 広大な郭内: 城郭周囲は約3km、郭内周囲は約30kmにも及び、広大な敷地を誇ります。山上に城郭と家臣の屋敷地まで配したため、このような広大な規模となりました。
- 水堀: 山城としては珍しく、用水池として水堀があったことも特徴の一つです。
これらの特徴から、高取城は別名「芙蓉城」とも呼ばれ、「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」と歌われるほど、白漆喰塗りの天守や櫓が立ち並ぶ姿は美しかったと伝えられています。
大和高取城を治めた城主たち
大和高取城の歴史は、越智氏の築城から始まり、織田信長の一国一城令による一時的な廃城を経て、筒井順慶による復興、そして豊臣秀長家臣の本多氏による大規模改修へと続きます。
- 越智氏: 南北朝時代に高取山の頂に砦を築き、吉野方面との連携拠点としました。
- 本多利久(本多利朝): 天正13年(1585年)に豊臣秀長から高取城を拝領し、天正17年(1589年)から大規模な改修を開始しました。現在の高取城の基礎を築いた人物と言えます。
- 植村氏: 寛永17年(1640年)に植村家政が入城して以降、明治維新まで14代にわたり植村氏が高取藩主を務めました。平和な時代になると、山上での生活の不便さから、藩主や家臣の屋敷は麓の城下町(土佐町)へと移され、城と城下町が離れている珍しい形となりました。
現在、高取城の建造物はほとんど残っていませんが、国の史跡に指定され、日本100名城にも選定されています。壮麗な石垣群は往時の姿を偲ばせ、訪れる人々を魅了し続けています。
あなたも高取城の歴史を感じてみませんか?
高取城は、その歴史的価値と圧倒的なスケールから、多くの城郭ファンを惹きつけています。険しい山道を登り詰めた先に広がる石垣群は、まさに絶景。紅葉の時期には、燃えるような赤に染まる木々と石垣のコントラストが息をのむ美しさです。
また、高取城の麓には、移築された城門や、猿石と呼ばれる謎の石像など、歴史を感じさせるスポットが点在しています。当時の城下町の面影を残す「土佐街道」を散策するのもおすすめです。
歴史好き、城好きはもちろんのこと、自然の中で歴史を感じたい方にもぴったりの高取城。ぜひ一度、この壮大な天空の城を訪れてみてはいかがでしょうか。その圧倒的な存在感に、きっと感動することでしょう。
アクセス図
各所、所要時間
城郭図
城郭南側八幡口から大手道まで
八幡口(壺阪門跡)
城郭上部通行止め
すぐ石垣
整備されているが、荒れている登城路
途中の曲輪跡
登城路
落石注意看板
途中の曲輪跡
登城階段
中仕切り門跡
大手道 左手 黒門、右手 本丸方面
















