静岡県藤枝市 田中城その1 攻城202(2022年10月29日訪問)

 

<城郭概要>

田中城は、静岡県藤枝市田中にある平城で、1530年代に今川氏により築城されました。

その後、武田氏による駿河侵攻以降、三河の徳川氏に対抗する駿河西部の城砦網の要として重要視されて、武田24将の馬場信春により改修され、山県昌景が入城し、武田勝頼の死後、武田家を離反した穴山梅雪の説得で開城し徳川家の高力清長が入城したようです。徳川家康は田中城に立ち寄り、茶屋四郎次郎に供されて鯛の天ぷらを食し、これが家康の死因とする説があるいわくの城のようです。徳川家の家臣が代々城主になり、明治元年に廃城となりました。

天守構造は独立式層塔型二層二階で現存し、本丸二階櫓として田中城下屋敷庭園後に移築されています。

遺構として、移築二階櫓の他、石垣、水堀、土塁等が現存しています。

 

田中城 城郭図

 

田中城 遺構図

 

 

<攻城1>

田中城は、JR東海道線藤枝駅北東5kmの郊外にあり、城郭南側の田中城下屋敷 駐車場に駐車して、攻城開始です。駐車場北側に下屋敷庭園後があり、そこから入城していきます。蔵、茶室、仲間部屋の建物があり、庭園西側の角に、移築された現存本丸櫓がありました。

 

田中城下屋敷 駐車場

 

案内板

 

庭園入口

 

 

下屋敷庭園図

 

庭園内

 

 

茶室

 

仲間部屋

 

 

現存本丸櫓(移築)