真田氏の居城その2
① 箕輪城(群馬県)
箕輪城は群馬県高崎市箕郷町にある、平山城で、築城主は長野業尚、主な改修者は武田氏、北条氏、井伊氏、天守構造は無し、遺構として石垣、土塁、空堀、馬出し、井戸、復元門が現存しています。
武田氏の侵攻により、家臣であった真田氏が城主だったこともあるようです。現在城跡駐車場周辺には、真田氏の六文銭の旗が揺らめいています。武田氏の後、織田家家臣の滝川一益が城主になり、後に北条氏が取って代わり、秀吉の小田原征伐時に北国連合軍の前田利家、上杉景勝、真田昌行らによって攻め落とされ、家康江戸移封後に、徳川四天王の井伊直政が城主となり、直政が高崎城に移封後、廃城となったようです。
箕輪城城郭案内図
西馬出虎口門(復元門)
土橋
本丸跡
見ごたえのある、広大な城郭で、遺構の保存状態も良く、この地域が、拠点として重要な地域だったことが、城郭構造と歴代の城主の移り変わりでわかります。戦国の戦うための城です。
② 岩櫃城(群馬県)
岩櫃城は群馬県吾妻郡東吾妻町にある山城で、築城主、天守構造は不明です。戦国期に、上杉謙信に従う斉藤氏と、武田信玄に従う真田氏が当地をめぐり争い、最終的には真田信之の支配下に収まり、江戸時代初期に廃城となったようです。遺構として、曲輪、土塁、竪堀、空堀、虎口が現存しています。
岩櫃城といえば、真田氏の代表的な山城として世間に広く知られています。
岩櫃城城郭案内図
本丸跡
岩櫃城遠景
熊出没情報で、登城入口までしか行けませんでした。いつか、再訪したいと思っています。







