須藤玲子:NUNOの布づくり ② | ゆっくりまったりうっとり

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裂織は古布の命を繋ぐもの。古い着物を解いて裂いて裂織でモノ作りをしています。

制作の話や猫の話、古物に囲まれた暮らしの話、好きなものや思ったこと。気持ちと出来事と作品の記録。

続きです



ここまでの


平置きの資料や

壁面の布、「NUNOの触って布」だけでも

ものすごい情報量


充分に楽しめたんだけど







ここからはいよいよ


香港のミュージアムCHATの企画する

や。本展全体がCHAT企画ですが


テキスタイルそのものを魅せてくれる

インスタレーション







音と光と色と…







テキスタイルのキモであるはずの

触覚を封じ込めた上で



それぞれの作品の製作工程が


直感的に

理解できるようになっていて。







繊維の材料である

植物・動物・生きたもの



美しさ。







その場にいるだけで



触れてないのに触れているような


包まれているような。


人生最初に出会うモノ=テキスタイル=布に

包まれる感触を覚えているのかな







本当に本当に

素晴らしい展示でした。


キュレーター高橋さんの物凄さ!

撮るのも忘れて見入ってシマッタ





それから


インスタレーションと並行して

隣の部屋で観られる映像は


伝統技術が残る各地の

NUNO製作の現場



そこでしか作れない



家族経営と思われる古い町工場で

意外性を持った

最先端の布が作り出される様子は


圧巻でした。





《またまた続きます》