贈りもの | ゆっくりまったりうっとり

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裂織は古布の命を繋ぐもの。
古い着物を解いて裂いて裂織でモノ作りをしています。
制作と大切な日常の記録。


昨日あった「裂織作品関係の とっても嬉しかったコト」

今日も、まだまだ嬉しくてデレデレ

書いちゃってもいいですか?(ダメってゆーても書くくくせに。←くが多いよ。くくくくくせに)


いつぞやの この写真。

雫さんが、銀座で個展をされるよんじょうさん(南仏在住の画人・文人)への贈りものにしたいので!というコトで ご依頼くださったもの だったんですが、



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なんとか無事に(間に合って)完成し、

その上、よんじょうさんから、私にまでメッセージが届いたんですデレデレデレデレデレデレ

憧れの、大好きな よんじょうさんから!

きゃー嬉しすぎるーーー



嬉しさを反芻(mow牛あたまだけに)しつつ、自分自身の記録のためにも、制作過程も反芻しちゃいますねー。

こんな風に考えるんや〜、てなコトも分かって面白いかもよウインク



    


雫さんから初めてご相談いただいたのが、4月の初旬。

その際、よんじょうさんに お好きな色をお聞きしました、とのコトで

それを元に、私の(ブログに載せてある)織地の写真を何枚も使って、すごく具体的なイメージ提案が送られてきました。

もーね、何者かと思ったよ

でも、それが非常に分かりやすくて助かったのも事実真顔

で、手持ちの(裂布用の)生地と糸で候補を挙げてみたのが、これ。

*織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)から成っています。裂織(さきおり)は、緯糸の代わりに裂布(さきぬの=裂いた布)を使った織物です。



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んーーーーー。

どーも、まとまらないチーン 

(今 見ると、違うやろって思うしね)

上の生地だけ、下の経糸だけなら、活かす方法はあるんやけど、両方に これだけ要素を詰め込むんはダメやろ。



とゆーコトで、色の要素は生地に任せて、経糸はニュアンスを与える(意味分かって書いてんのかな、私ニヤニヤ)のみ、に作戦変更。

この時に載せた白〜グレーの4色の糸を使うことに決定。



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となると、生地の色味が とっても大切になってくる。

なのに、一番重要なペパーミントグリーンの生地が手持ちの中には無く、

でも、必ず出会えると信じてました。

だから、この生地たちを見つけた時の嬉しかったこと!笑い泣き

もー 勝ったもどーぜんよね(いったい何に)



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そんなニューフェイスを含め、新たに揃えた生地たち(この写真、色がちゃんと出せてないんですけどね…涙)



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これを裂いて、

色のバランスを見つつ織っていくわけです。(こっちの色ですっ!綺麗でしょ〜デレデレ)



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まだ見ぬ よんじょうさんのお姿をおもい、

よんじょうさんの作風を思い浮かべつつ…。



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織る時に強すぎたので省いた黄色は、

織り上げた後、絹糸で付け加えました(織ってるのと同じように通してるの、見えます?)



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水通ししてから、ペンケースに仕立てて。

もうひとつの重要事項=内布

万が一のインク汚れが気にならないように、との(雫さんの)配慮もあって、こんな内布を ご提案。



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私のイチオシが見事採用ニヒヒ (どー見てもコレやろ)

内布をつけて、完成です。



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初めての、使う ご本人以外の方からのオーダー真顔

緊張もしましたが、心を贈る お手伝いが出来たこと、とても幸せなことでした。

機会をくださった雫さん、よんじょうさん、本当にありがとうございました

気に入って お使いいただけたら、こんな嬉しいことはありません。

これで世界進出だ〜ニヒヒ ←嘘ですよっ!





素敵すぎる よんじょうさんの個展、今日からです。(もう既に、けっこう売れてしまってるという情報も…!)

行きた過ぎるっ!!!!!笑い泣き