本日(2022年5月11日)、陸上指導者の
川本和久さんがご逝去されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2011年の東日本大震災の後、一度だけ
ご縁をいただきご挨拶をさせていただいた
ことがあります。
その時のブログを追悼の意で再掲いたします。
(以下、2011年4月13日のブログです)
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陸上界において女子短距離の一大勢力が
福島大学 で、過去に何人もの日本記録保持者
や日本選手権優勝者、そしてオリンピックや
世界陸上の日本代表を排出しています。
女子400mで世界陸上の準決勝まで進んだ
日本記録保持者の千葉麻美選手などです。
そして、この福島大学を指導されているのが
川本和久 監督です。
今、福島県は東日本大震災とその後の福島
第一原発事故の被害により、大変苦しい状況に
あります。その福島県のために川本監督は
チャリティ陸上教室を開催しながら全国を
行脚されていらっしゃいます。
そして本日(2011年4月13日)、午前中の
チャリティ陸上教室は東京都江戸川区立
新田(しんでん)小学校 で開催されたのです
が、実はこの新田小学校は計測工房から徒歩
2~3分の距離なのです。こんなに近くに川本
監督がいらっしゃるのも何かのご縁と思い、
また、チャリティの募金にわずかばかりでも
ご協力させていただければと、新田小学校さん
に特別にお願いをして陸上教室を見学させて
いただくことが出来ました。急なお願いにも
かかわらず、快く見学をOKしてくださった
学校関係者の皆様には心より感謝しております。
新田小学校の正門にて。
なお、本日の陸上教室は学校の正式な授業と
しておこなわれたものであり、生徒のプライバ
シーへの配慮から写真撮影は控えてくださいと
のことでしたので画像はありません。
本日の陸上教室は6年生の生徒約50名が対象
で、内容は「短距離走」でした。見学中に取っ
たメモから簡単に内容をご紹介しましょう。
(1)スタート(普通の小学生がおこなうスタンディングスタート)
・利き足を後ろに。
・前に出した足はヒザを90度に。
・アゴを引いて目線は下。
・背中を伸ばす。
(2)加速
・「グイグイグイ」と走る。実際に言葉に出し
て「グイグイグイ」と言いながら走る。
(3)疾走その1「ポン」
・足元に空き缶があるとして、その空き缶を
真上から踏みつぶすイメージ。
・上から下に力を加え、地面からの反発をもらう。
・「ポンポンポン」と走る。実際に言葉に出し
て「ポンポンポン」と言いながら走る。
・肩の線を前に。軽く前傾姿勢。
・着地という動作は地面にエネルギーを捨てて
いることになるので、出来るだけ接地時間を
短くして、ずっと空中にいるイメージで。
・川面に石を投げる「水切り」のイメージで。
・ハワイアンビーチ走法。ハワイの焼け付く
ビーチを走っているイメージ。砂が熱くて
足を置いていられないので、どんどん弾んで
進んでいく。
(4)疾走その2「ピュン」
・後ろ足を前に出すイメージ。
・ヒザの高さを一定に保つ。上げすぎない。
・「ピュンピュンピュン」とヒザを進めていく。
実際に言葉に出して「ピュンピュンピュン」
と言いながら走る。
(5)腕ふり
・走る動作全体の中で腕ふりは20%ぐらいの
重要性を占めている。
・手のひらはパーか、軽く握るか。川本監督は
パーがおすすめ。
言葉にすると以上のようになるのですが、これ
は藤井が自分の言葉に翻訳した部分もかなり
入っています。川本監督は小学生に伝わるよ
うに、もっと易しい表現で指導されていました。
「速く走る方法をわかりやすく」教えてくれる
先生なんて、世の中にはめったにいません。
川本監督の授業はとても勉強になりました。
私は中学から大学まで10年間、陸上選手として
中長距離(800m~20㎞)を走ってきました。
その競技キャリアの中では、一部指導を受けた
ことはありましたが、基本的に我流でした。
中学か高校の段階で川本監督のような本当の
指導に巡り合いたかったと、かなわぬ夢を
見てしまうくらいでした。
ちなみに本日の教室は短距離の走り方でした
が、長距離にも応用可能だと確信しています。
突き詰めれば短距離も長距離も「走る」とい
う点では何ら変わらないものです。
私見ですが、競技者として強くなるためには、
気持ち(意欲、情熱)と理屈(知識、ノウ
ハウ)の両輪が必要だと思います。学生時代
の私自身を振り返ると、理屈を理解する能力は
あったと思うのですが、いつも理屈よりも気持
ちが先行してしまい、結局、失敗続きでした。
大人になった今ならそれがわかるのですが、
学生時代は若すぎました。
5000m14分台出したかった・・・。
本日の川本監督の陸上教室は6年生が参加して
いたのですが、5年生以下の下級生も見学して
いました。もっとも、そこは小学生、見学
している子供たちの中には退屈してしまって
遊び始めている子も・・・。
そんな中、端っこで見学している私は真剣に
メモを取り、心底授業を楽しんでしまいまし
た。人間、大人になってからの勉強は楽しい
んですよね(笑)。
と、話が脱線してしまいましたが、川本監督の
チャリティ陸上教室は今後も2011年4月22日
まで続く予定です。福島県への支援として素晴
らしい取り組みであると非常に強く感銘を受け
ております。
集まった寄付金は川本監督ご自身が福島県知事
に直接手渡されるそうです。
また、今週末ですが2011年4月16日(土)に
日本テレビ系でオンエアされる「世界一受け
たい授業 」に川本監督がご出演されるそうです。
そちらも注目です。
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(以上、2011年4月13日のブログでした)
何度も書いていますが、コロナ禍で世の中
や人間には失望を抱きました。
しかし、会社の存続はそんな世の中に100%
依存しています。
タイム計測だけで食べている会社なので、
コロナ禍のように世の中の事情で大会が開催
されなくなると存続する術はありません。
つまり世の中と一蓮托生です。
ナウシカの世界でも人間はとてつもなく愚か
な生き物ですが、最後にナウシカは真理を知っ
た上で、あえてそんな世界で生きていく道を
自ら選びました。
たぶん、そういうことなのでしょう。









