去る2026年9月21日-23日、新潟と長野
の両県にまたがる信越高原を舞台として、
が開催され、計測工房にてタイム計測を
担当させていただき、私・藤井が計測
ディレクターを務めさせていただきました。
この大会は新潟県と長野県にまたがる
信越五岳(北信五岳)と呼ばれる5つの
山々、すなわち、斑尾山、妙高山、
黒姫山、戸隠山、そして飯縄山を巡る
100マイル(160km)と110kmの2つの
部門からなるロングのトレイルレースです。
から撮影した信越五岳。
右から斑尾山(1382m)、妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。
この大会の特徴は、大きくは3つ。
(以下、過去の公式サイトから抜粋)
・トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュ
ースした、信越五岳を結ぶ全長160kmにも
及ぶ山岳エリアと信越高原の各地域を繋い
だ壮大なコース設定。
・家族や友人が選手にサポートを提供
できるアシスタントポイントの設置、
夜間走行となる選手の安全に配慮した
ぺーサー(伴走者)の同行を許可する
区間の設定など、選手はじめ、沢山の
人々がトレイルランニングの魅力を味わ
えるレーススタイル。
・参加者数の制限、大会開催前後のトレ
イルの検証とメンテナンス等、さまざまな
形で自然環境に配慮するとともに、参加費
の一部をコース近隣でトレイルの維持管理
や自然環境保護等を行っているグループ
の活動を支援するために使用。
(以上、転載)
というコンセプトで2009年に始まり、日本の
トレラン界ではFUJI100と並びフラッグシップ
大会とも呼べる屈指の人気大会です。
故・相馬剛選手がプロデューサーの石川さん
からインタビューを受けているところ。
(計測工房スタッフY氏撮影)
故・相馬選手は信越五岳トレイルランニング
レースで2009年から3連覇。生前のブログで
こんなコメントを残していました。
「信越五岳は日本のロングレースの
方向性を示したepoch-makingなレース。」
信越五岳のコンセプトは走れるレースなので、
100マイルの制限時間は33時間と短め。
同じ100マイルでもFUJI100の制限時間が
45時間なのと比べるとその走りやすさが
伺えます。
今大会ではスタート、フィニッシュの2地点の
他にコース途中10地点の計測をおこないます。
同じ地点でもIN(到着)とOUT(出発)を
別々に計測する地点があり、合計17地点の
計測になります。
計測地点その1。
スタート地点は斑尾高原スキー場ハイジ。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
9月21日(月)の18時30分に100マイル
のスタートです。
スタート。
100マイルのスタート時、夜空には花火が
上がり盛り上がりは最高潮に。
なお、今大会では参加者の皆さんの
ゼッケンに装着されたICチップによって
タイム計測をおこないました。
夜が明けた9月22日(火)の朝5時30分に
110kmがスタート。
2つのレースが同時に進行します。
計測地点その2。
斑尾高原レストランバンフ。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフI氏撮影)
計測地点その3。
兼俣林道入口。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフM氏撮影)
兼俣林道入口を通過していくランナー。
(計測工房スタッフM氏撮影)
アパリゾート妙高。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。ここはINとOUTの両方を別々に
計測します。こちらの計測マットはINです。
(計測工房スタッフT氏撮影)
計測地点その5。
アパリゾート妙高のOUTの計測マット。
(計測工房スタッフT氏撮影)
計測地点その6。
国立妙高青少年自然の家。
こちらもINとOUTを別々に計測します。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらはINの計測マット。
(計測工房スタッフU氏撮影)
計測地点その7。
国立妙高青少年自然の家のOUTの計測
マットです。
(計測工房スタッフU氏撮影)
計測地点その8。
池の平スポーツ広場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
ちなみに遠景に映える妙高山が凄く格好いい
です。
(計測工房スタッフH氏撮影)
池の平を通過していくランナー。
(計測工房スタッフH氏撮影)
計測地点その9。
黒姫。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(過去画像)
計測地点その10。
黒姫のOUTの計測マット。
(過去画像)
計測地点その11。
笹ヶ峰グリーンハウス。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(過去画像)
計測地点その12。
笹ヶ峰のOUTの計測マット。
(過去画像)
計測地点その13。
大橋林道。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフF氏撮影)
大橋林道を通過していくランナー。
計測地点その14。
戸隠スキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(過去画像)
計測地点その15。
戸隠スキー場のOUTの計測マット。
(過去画像)
計測地点その16。
飯綱林道入口。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフY氏撮影)
そして計測地点その17。
フィニッシュ地点はいいづなリゾート
プラザオーロラ。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
100マイル男子優勝は水谷冠太選手
で、記録は19時間52分45秒でした。
プロデューサーの石川さんからインタビュー
を受ける水谷選手。
100マイル女子優勝は片岡珠美選手で
2連覇。記録は21時間43分6秒でした。
110km男子優勝は田村健人選手で、
記録は10時間43分38秒でした。
110km女子優勝は南條愛選手で、
記録は13時間28分25秒でした。
フィニッシュ地点にて私が記録の集計および
リタイア情報の管理にあたりました。
「TRAIL SEARCH 」の管理もここでおこな
います。
TRAIL SEARCH はロングのトレラン向けに
開発した「WEB速報サービス」兼「レース
人数管理機能」が一緒になったシステムです。
今年の完走率は2種目合計で52%となり、
リタイア者は700人近くでした。
リタイア情報の管理も一筋縄にはいかない
大量の人数です。
ペーサーと手を取り合ってフィニッシュする
光景が見られます。信越五岳と言えば象徴的
とも言えるペーサー制度。
コース途中からフィニッシュまでの後半の
レースはペーサーと一緒に走ることができます。
過去の大会プログラムによると、
(以下抜粋)
・大会プロデューサー石川弘樹氏のトレイル
ランニングへの深い理解と愛情によって導入
されたペーサーシステムは、160km/110km
に及ぶ信越エリアの神秘的なトレイルを、
信頼するもう一人のランナーと分かち合うこと
ができる本大会の魅力的な特徴である。
(以上、転載)
と記載されています。
速い遅いに関わらず多くの選手がペーサー
制度を利用します。
1人では困難な長大な道のりも、ペーサーとの
二人三脚なら乗り越えられる場面もあること
でしょう。ペーサー制度は信越五岳トレイル
ランニングレースに深く根付いています。
レース制限時間の9月23日(水)3時30分
まで絶え間なくランナーがフィニッシュ
に向かいます。
彫られた木彫りの完走証が後日に送付
されます。(写真は2015年に110kmを
完走した計測工房の社員二見のもの)
プロデューサーの石川弘樹さんのこの大会へ
の思いはこちらの記事に詳しいです。
patagoniaさんのサイト(2018年)。
→こちら
そこから抜粋する信越五岳の向かう先。
(以下、記事より抜粋)
・もっと地元の人を巻き込む。
・地域全体で盛り上げていきたい。
・海外選手にも来て欲しい。
・いつか常設コースにしたい。
・レースを手がけるのは、あくまでトレイル
ランニングやトレイルの楽しみ方を普及
させるため。
・環境にもできる限り配慮したい。
・無駄をなくすことを徹底。
・レースにおいてマーキングのためのテープは
一切使っていない。
・環境負荷の少ないシンプルな大会運営に。
(以上、記事より抜粋)
信越五岳トレイルランニングレースは、
2011年から計測させていただいていますが
当時は類似の仕事はなく、計測工房にとって
初めてのロングのトレランの大会でした。
そして2017年から100マイルとなった今大会
は計測工房にとって初めての100マイルレース
にもなりました。
今大会は17地点の計測、スタッフ総勢15名、
車両11台という大掛かりなものです。
計測工房が計測する大会の中でもボリューム
は最大規模となります。
2011年から数えて16年目を迎えましたが、
毎年の課題・反省を改善し続けてやって
きました。
しかし16年目にしてなお、反省することは
尽きることもなく、いつまでも学びを与えて
くれる大会です。







































