1周まわって42歳からのランニング(58)鉢盛山登山マラソン | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

さる8月9日、長野県の朝日村で開催された

鉢盛山登山マラソンに出場しました。

 

 

今大会は朝日村の村役場をスタートして、

村のシンボル鉢盛山(2447m)の山頂まで

登り、そこで折り返して再び村役場まで

戻ってフィニッシュするレース。

距離38km D±1700mです。

(短い距離の部門もあります)

 

今年で4年連続の出場となりました。

毎年、大きなターゲットの1つとしている

レースになります。

 

 

中央の奥に見えるのが鉢盛山です。あの

山頂まで行って戻ってきます。

 

 

コースは往路の19kmをひたすら登って、

復路の19kmをひたすら下るというもの。

 

特徴的なのが、ロード、林道、登山道という

3つのセクションに明確に分かれること。

それぞれの切れ目がエイドになり、かつ

タイム計測もしてくれるので、スタート

からフィニッシュまでの間の途中5地点

のタイムが出ます。

6つの区間からなるレースと言えます。

 

リザルトデータを見ればレース中の順位の

推移や、区間タイム・区間順位もわかります。

 

 

今年の目標も「昨年のタイム(4時間58分

43秒)を更新するPB」です。そのために

昨年の実績(ペース配分)を基にレース

プランを立てて臨みました。

 

 

今回の必携装備です。
今年からマイカップも必携に。
 

 

スタート前。最前列に並ぶ(ゼッケン78)。
(大会公式写真より)

 

 

(1)第1区間 往路のロード(6km D+200m)

朝6時30分に230人がスタート。

 

 

(計測工房スタッフ撮影)

 

 

とにかく第1区間はジョグです。

キロ5分ぐらいで走ります。

「上げようと思えばいくらでもペースを上げ

られる」という状態で、完全に制御して走り

ます。

 

ほどなく6kmを走り切り、最初の計測地点が

見えてきます。

計測をしてくれている計測工房スタッフに

笑顔で手を振ります。

 

(計測工房スタッフ撮影)

 

<第1区間の結果>

・林道ゲート往路

通過タイム 30分32秒

   (昨年30分35秒)

通過順位 22位

 

完全に想定通り。

過去4年間、この第1区間のタイムは測ったよう

に同じです。(30分32秒~30分59秒の間)
 

 

 

(2)第2区間 往路の林道(10km D+700m)

林道に入る。10km続く今大会の主要区間。

10kmの間に700m登る。

全6区間の中で最も所要タイムが大きい区間
ゆえこの区間の走りが重要です。
2年前は1時間15分台で走ったものの、昨年は
1時間18分台となっており、今年は特に意識
してプッシュするよう努めました。
じわじわと登るので攻めるというよりは緩め
ない意識。

 

後ろから昨年の50代の年代別優勝者である

知人の近藤選手に抜かされたのですが、近藤

選手が視界で見える位置で走ろうと意識しま

した。

 

この区間の中間点には給水所あり。止まって

給水はいただく。

 
途中で右ふくらはぎに、わずかに攣りの兆候
を感じる。先は長いため気を緩めないように
する。

 

道中、携行していた塩タブレット1個を口に

する。

 

 

往路の林道10kmを走り終えて、スタート

から16km地点、登山口に笑顔での到着。

(計測工房スタッフ撮影)

ここのエイドでは予定通り、携行していた

ジェル1個を口にする。

 

<第2区間の結果>

・登山口往路

通過タイム 1時間43分36秒
   (昨年1時間49分17秒)

通過順位 31位

区間タイム 1時間13分4秒

   (昨年1時間18分42秒)

区間順位 38位

 

結局最後まで近藤選手が視界に入る距離で
走り切れました。タイムは想像以上に良く、
昨年より区間で5分以上速くなりました。
うまく引っ張ってもらえたかも知れません。

この時点で早くもPB達成の可能性は感じま

した。

 

 

 

(3)第3区間 往路の登山道(3km D+700m)

いよいよ登山道へ。この区間も今大会の

最大のキーポイントの1つ。

第2区間に次いで所要時間が長い区間です。

山頂まで3kmで700mを登る。走れるところ

はほとんどない。

私の最も苦手な区間ですが、

「休まない」

「攻めのパワーハイク」

を意識する。

完全な1人旅になるので、頑張っても頑張っ

ても自分のペースが良いのか悪いのか全く

わかりません。

 

後半は折り返して下ってくる上位陣とすれ

違いになるのですが、過去3回は中間点の

村界尾根より手前で1位選手とすれ違いまし

たが、今年は村界尾根を越えてからのすれ

違いだったので、過去3回よりも1位選手との

差は小さいことを確信。

 

この区間では途中で、左ふくらはぎに攣りの

兆候あり。攣ったら大幅ロスタイムなので

慎重さを失わないように。

登っている途中でも携行していた塩タブレット

1個を口にする。

 

 

頑張って頑張ってようやく山頂(2447m)

へ到着。

計測工房スタッフに手を振る。

山頂で登頂証を受け取る。

 

登頂証を手に。

(計測工房スタッフ撮影)

 

山頂でも笑顔を出せる。

山頂にはエイドがないので、携行していた

水分を取る(山頂用のために携行)。

 

<第3区間の結果>

・鉢盛山山頂

通過タイム 2時間46分25秒

   (昨年2時間57分40秒)

通過順位 35位

区間タイム 1時間2分49秒

   (昨年1時間8分23秒)

区間順位 41位

 

今回最大の驚きはこの最も苦手な第3区間の

タイムが大幅な自己新記録だったことです。

この区間で昨年より5分以上速く、山頂到着
タイムは昨年より11分も速かったです。
自分でも驚きました。全く原因は不明です(笑)。

ここで前半終了ですが、もうアクシデントが

なければPB更新は間違いないと確信しました。

 

 

 

(4)第4区間 復路の登山道(3km D-700m)

いよいよ後半戦、下りが始まります。

この第4区間は唯一の「繋ぎ区間」。

急な下りに加え、登って来る選手とのすれ違い

区間なので、無理はしない。

今回は、山頂到着の時点でPBよりも11分以上
も貯金があったので、この第4区間はかなり
ゆっくり目に走りました。
次の第5区間が勝負なので、力を貯める感じ。

 

 

<第4区間の結果>

・登山口復路

通過タイム 3時間22分44秒

   (昨年3時間32分23秒)

通過順位 33位

区間タイム 36分19秒

   (昨年34分43秒)

区間順位 42位

 

この区間は昨年より少し遅かったです。
それでも通算ではPBより10分速い。
エイドではここでも予定通り、携行していた
ジェル1個を口にする。

エイドを出発。

(計測工房スタッフ撮影)

 

 

 

(5)第5区間 復路の林道(10km D-700m)

この区間が勝負の区間。

10km続く下りの林道はひたすら走れるため、

最も私の得意区間となります。

ただ、前半で左右のふくらはぎに攣りの兆候

が出ていたため、完全なリミッター解除には

慎重にならざるを得ず、薄皮一枚の余裕を

残して制御しながら飛ばす。

 

この区間では前に選手が見えるとほぼ追い

抜くことができます。私が「水を得た魚」に

なれる区間です。

 

中間点のエイドは、今大会で初めてスルー。

走れていたのでリズムをキープしたくて。

 

長い10kmですが、コースは熟知しており、

残りの距離もわかるので、後半はきついもの

のうまく力を使い切り林道ゲートへ到着。

 

<第5区間の結果>

・林道ゲート復路

通過タイム 4時間10分7秒

   (昨年4時間21分36秒)

通過順位 28位

区間タイム 47分23秒

   (昨年49分13秒)

区間順位 14位

 

今年も今大会のベストパフォーマンスでした。

この区間で5人を抜かし(33位→28位)、

区間順位は今大会最高の14位でした。

区間タイムで昨年より2分速く、通算でPBを

11分上回っており、PB更新は100%確信。

最後の第6区間がどんなに悪くても絶対に

PBは出るとわかりました。

 

エイドを出発。

(計測工房スタッフ撮影)

 

 

 

(6)第6区間 復路のロード(6km D-200m)

いよいよ最終区間。あとはロードを

6km走ればフィニッシュ。

この最終区間のロード6kmがこの大会では

凄くきつい。下り基調ですが、体感的には

平坦に近く、登りも3回あります。

また、先ほどまでの林道は日陰だったのが

ロードは直射日光で灼熱となり暑い。

(今年はスタート時が曇りで涼しかったですが

この時間帯はうっすら晴れていました)

正直、この第6区間も苦手区間です。

 

スタートして数百mのところで1回登りがあり

いつもそこでリズムが崩れてジョグになって

しまうので、今回はあえてその登りは捨てて

携行していた最後のジェルを口にするタイミ

ングとしました。

 

その後再び走り始めますが、今年は過去に

なくまだ余力が残っており、いつもよりは走れ

ていることがわかりました。

 

途中2回目の登り、ここも歩くと決めていま

した。ここで後ろから再び昨年の50代優勝者

の近藤選手に抜かされましたが、明らかに余力

が違っており、この先はまったく追いつけま

せんでした。

 

そしてフィニッシュ前に500mぐらい続く
最後の登り。ここはもちろん「全歩き」。
この時点で時計は「4時間38分」。
間違いなく「4時間50分切りは達成可能」と
わかりました。
 
また、坂の後半で知人が応援のために待って
いてくれました。ありがとうございます。
おかげでここから再び走り出すことができま
した。フィニッシュまであと300m。
ゲートが見えてきました。
 
若干余力があったので、ラストスパートしよ
うと思ったら、両足とも攣りそうになり、
ジョグのままでフィニッシュしました。

 

 

フィニッシュ。

(計測工房スタッフ撮影)

 

 

(計測工房スタッフ撮影)

 

 

リザルトは

4時間44分11秒 PB

(昨年4時間58分43秒)

男女総合 29位/230人

男子 25位/205人

男子50歳代 4位/72人

 
これまでのPBの4時間58分を大幅に14分
以上更新できました。
男子25位というのも過去最高です。
 

 

<第6区間の結果>

最終区間は

区間タイム 34分4秒

   (昨年37分7秒)

区間順位 39位

 

最終区間も昨年より3分速かったです。

 

 

6つの区間の通過/区間順位は、

第1区間(往路のロード6km)22位/22位

第2区間(往路の林道10km)31位/38位

第3区間(往路の登山道3km)35位/41位

第4区間(復路の登山道3km)33位/42位

第5区間(復路の林道10km)28位/14位

第6区間(復路のロード6km)29位/39位

 


<総評>

今回はPB更新が目標でしたが、正直言って
昨年の4時間58分もかなり良かったので、
第2区間だけ昨年より3分速く走って、あと
は昨年並みとして4時間55分を狙っていました。
まさかの4時間44分11秒という想像を超えた
会心の走り、爆走になりました。
 
意識したのは第2区間を頑張るというところ
ですが、結果的には第2区間はもちろん、次の
第3区間が想像を超える良いタイムになり、
さらには最も得意な第5区間も昨年を超える
タイムで走れ、おまけにいつも失速していた
苦手な第6区間もまとめることができ、貯金が
貯まりに貯まって、14分もの大幅なPB更新に
なりました。
 
今年、5000mは19分22秒から18分57秒まで
短縮できており、走力は高まっていました。
また、この大会に向けて「ロングジョグを取り
入れる」ことは一切やめました。
今年は通常の15kmジョグしかしていません。
5月までは5000mに専念していたので、6月
からこの大会を意識したトレーニングをして
きました。週に一度は階段ジョグで累積標高
を稼ぐことと、大会前には2週間で150kmを
走る練習量を確保しました。
 

 

<過去4年間の履歴>

2023年(47歳)5時間12分15秒 男子41位

2024年(48歳)5時間7分41秒 男子30位

2025年(49歳)4時間58分43秒 男子26位

2026年(50歳)4時間44分11秒 男子25位
 

 

 

※次回参加への備忘録

・レース中、水分以外に摂取したのは持参した

ジェル3つ、塩タブレット2~3つ。

 

・足が攣る兆候は左右両方のふくらはぎに出た

 が最終的に攣ることはなかった。

 
・第1区間(往路のロード6km)は改善点
 なし。全く無理をしないこと。
 第1区間でのタイム差は全体からすれば、
 ほぼ誤差なのでこの区間は気楽に。
 
・第2区間(往路の林道10km)はとにかく
 緩めないこと。この区間すごく大事。
 
・第3区間(往路の登山道3km)は頑張る
 しかなく、休まないということぐらい。
 この区間もすごく大事。
 
・第4区間(復路の登山道3km)は繋ぎ区間
 なので無理は全く不要。
 
・第5区間(復路の林道10km)は想定通りに
 ベストパフォーマンスが出せた。この区間で
 勝負をするのが私のパターン。
 

・第6区間(復路のロード6km)は今回初めて

 失速を抑えられた。3回の登りは無理に走ら

 ず歩くで良し。

 

・来年以降も無理せずPB更新を狙いたい。

 サブ4.5(4時間半切り)は見えてきた。

 

・今回、50代男子で4位だったが、4時間30~

 40分で年代別優勝の可能性があるので、

 それは目指したい。

 

 

登頂証も通算4個目をゲットしました。