1周まわって42歳からのランニング(35) たかやしろトレイルランニングレース | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

一昨日(2024年5月26日)、長野県の

下高井郡木島平村にて開催されました
たかやしろトレイルランニングレース

に選手として出場してきました。
そのレポートです。

 

 

標高1351mの高社山(こうしゃさん)の山頂

まで登って下りてくるシンプルなスカイラン

ニング形式の12km±1200mのレースです。

 

今大会の出場は4回目。過去3回のタイムは、
 
 2020年:1時間42分40秒
 2022年:1時間47分40秒
 2023年:1時間38分18秒 PB
 
今年も自己ベスト(PB)更新が目標ですが、
大会10日前の6000mテンポ走で右足ふくら
はぎを軽く肉離れしてしまいました。
そこから大会まではトレーニングなし。
ギリギリ回復してレースに間に合いましたが
「万全の状態!」と自信を持てる状況では
なく冷静に走ろうと決めました。
結果的に気負い過ぎなかったので、現状での
ベストパフォーマンスが出せたのかも知れま
せん。
 
 
スタート前。

 

今大会では自分独自に通過タイムを取る

チェックポイントが3ヶ所あり、全行程を

4区間に分けて臨んでいます。

 

 

 

■第1チェックポイント

スタートしてゲレンデを1.5km登ったところ

が高社山登山口。

過去のPB時 15分13秒

今回 14分33秒

 
今回もスタート後は決して飛ばさず、抑えて
入りました。
自分的には登山道に入る前に心拍を上げ過ぎ
ないことが最重要。この区間は後ろから抜か
されても気にしません。
冷静にコントロールしましたが、結果的に過去
のPBよりも40秒速い通過で出足は良いです。

 

 

 

登山口から登山道へ入り、本格的な登りに。

走るのをやめて、パワーハイクです。

途中で後ろから60代のレジェンドスカイラン

ナー内田正直さんに追い抜かされたので、

内田さんを視界から見失わないように目標に

させていただきました。

 

登りの終盤ではザックから水を取って給水。

冷静には行けていましたが、PB時に比べて

余裕がない気が。

 

前日も業務のために登った高社山。

登山だと楽に登れるのに、レースだとこんな

にキツイ・・・。

今大会は4回目の出場なのに、いまだに登り

のコツすら掴めず・・・。

 

 

■第2チェックポイント

高社山山頂(標高1351m)。

過去のPB時 55分21秒(この区間40分8秒)

今回 55分52秒(この区間41分19秒)

 
PB更新のためには55分は切って到着した
かったです。何度登っても速くならない・・・。
第1区間での貯金を使い果たし、むしろPB時
より遅れてしまいました。
PB時にはこの時点で余裕があり、さあここ
から下りだと切り替えられたのですが今回は
微妙。しかしまだPBは諦めません。
 
 

山頂から下りに入ります。

 
 

山頂を過ぎての下りにて。

 

余裕はないものの、1人また1人と前のラン

ナーに追いつき追い抜かせるようになって

きました。

 

下りは「もののけトレイル」と呼ばれる

森の中を抜けて、やがて林道に変わります。

 

 

もののけトレイルを抜けたところ。

 

林道の下りは今大会で最も走れるセクション

で、前を行くランナーを次々と追い抜けます。

 
今回は余裕がなく、最後のセクションに登り
返しもあるので、MAXまでは追い込まずに、
冷静さを保って走りました。

 

 

 

■第3チェックポイント

下りの林道を終えてゲレンデに出たところ。

過去のPB時 1時間23分7秒(この区間27分46秒)

今回 1時間22分36秒(この区間26分44秒)

 
ここでタイムを見て驚きました。
PB時を30秒ほど上回っています。
下り区間は過去最速で走れていました。
林道はMAXまで追い込まなかったので、
おそらく「もののけトレイル」の中が速か
ったようです。テクニカルな下りは得意で
はなかったのですが今回はよく走れました。
 
最後のセクションを無難に走ればPBは出せ
そう!
気持ちは上がりますが、しかし余裕はない。

 

 

ゲレンデに出てからは1kmほどトラバース

区間で登り基調に。下ってからの登り返しは

大の苦手。

また、この区間にあるウォーターエイドで

数秒止まって水を飲みました。

 

が、この区間に2つあるゲレンデ登り返し

の最初の1つ目で両足のハムストリングス

が攣ってしまいました!

立ち止まること10秒ぐらい。

ちょっと走れない。

ここから最後の下りゲレンデに出るまでは

全歩き。PBは目前だったのに・・・という

失意が募る。

 

なんとか歩いて最後のゲレンデまでたどり

着き、ラスト1.5kmの下りは走りましたが

渾身のラストスパートというほどには追い

込めず。

 

 

フィニッシュ!

過去のPB時 1時間38分18秒(この区間15分11秒)

今回 1時間39分00秒(この区間16分24秒)

 

 

 

<今回のリザルト>

記録: 1時間39分00秒

男子総合: 75位/146人中

40代男子: 9位/20人中

 

ということで、PBまで42秒及ばず。

 

 

 

 

最終セクションでのハムストリングスの攣り

がなければ1時間37~38分台のPBは出ただろ

うなとは思いましたが、今回は大会直前の

肉離れもあって、スタートラインに立てた

だけで上出来という気持ちもあり、サバサバ

と受け止めています。

 

そもそも、昨年8月以来、9ヵ月ぶりのレース

出場でした。そしてこの9ヵ月間は順調にラン

ニング生活を送れたわけではなく、左アキレ

ス腱の故障と会社存続の危機が続いたので、

丸5ヵ月間も走ることをやめていました。

そこから再びトレーニングを重ねての今回。

PBは出せなかったけど復活出来て良かった

です。

 

総じて今回のレースは、フィジカルの余裕の

なさに対して、終始冷静に走れたことは収穫

でした。12kmトータルでマネジメントできた

と思います。4回目の出場という経験が生きて

いることを実感。

 

来年以降も、たかやしろには挑戦し続けたい

と思います。

まずはPB更新ですが、その先の1時間30分、

さらに1時間25分、20分と目指したいです。

 
そのためには走力を上げること。
具体的には5000mのタイムを上げること。
あとは登りの向上ですが・・・、
それをベースにして挑み続けるつもりです。
 

今回も関係各位がレース中の写真を撮って

くださって、ありがとうございました。