「見るスポーツ」としてのトレイルランニングの可能性 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

先日弊社で計測したKOBE TRAIL(写真は
全て弊社社員撮影)は上位を海外勢が席巻
したリザルトも含め、日本のトレイル大会
としては稀有な世界基準の大会でした。
 
 
今大会ではサテライト会場でのパブリック
ビューイングがおこなわれたことも画期的
ですし、そもそも短いループの周回コースの
設定なので会場にいれば毎周観戦できました。
さらに周回毎の記録速報もWEBで閲覧可能
(これは弊社サービス)など「見るスポーツ」
としても構成されていました。
 
 
トレイルランニングが五輪種目になるなら
こういうフォーマットになるだろうと思わ
されました。これらの要素はトップ競技者の
レースを見るという観戦スポーツとしての
構成であり、五輪種目になるということは
そういう方向性になります。
これは最近弊社で計測している冬季五輪に
新種目として採用されたSKIMO(山岳スキー)
も同じ方向性でした。
 
 
逆にDOスポーツとしてのトレイルランニング
本来の魅力である山の醍醐味、自己との対話、
長距離への挑戦などの要素とは対極にあるで
しょう。
 
先行事例ではトライアスロンが五輪種目の
51.5kmとクラシックなロングディスタンス
のアイアンマンに分かれたように、トレイル
ランニングも方向性が分かれていくのかも
知れません。