春の高校伊那駅伝2018 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

昨日は長野県伊那市にて開催されました

春の高校伊那駅伝2018 のタイム計測を

計測工房で担当させていただき、私・藤井

が計測ディレクターを務めさせていただき

ました。

この大会は、高校陸上界ではその名を

知られた有名大会で、12月の全国高校

駅伝の出場校がずらりと顔を揃えます。

最大の特徴は、3年生が卒業する3月の

開催ということで、1・2年生だけが参加

する大会ということ

新年度の戦力を占うレースになります。

 

 


この大会での8位入賞校のうち約半数は、

9か月後の次回の全国高校駅伝でも8位

入賞するという傾向も出るぐらいレベルの

高い、もう一つの全国大会です。



地元の NBS長野放送さんによって男子

レースの模様は長野県内でTV生放送

されます。

また、BSフジさんでも全国生放送されます。


 


午前10時に女子がスタート。
女子は5区間21.0975kmです。
12月の全国高校駅伝と同じ区間数で

総距離も同じですが区間ごとの距離設定

は全国高校駅伝とは異なります。

そして全国高校駅伝を上回る69チーム

がエントリー。

2017年12月の全国高校駅伝(女子)の

入賞校のうち今回5校がエントリー。
仙台育英(宮城)、長野東(長野)、

大阪薫英女(大阪)、立命館宇治(京都)、

西脇工業(兵庫)、の5校です。
他にも全国の強豪校が集まりました。

 

 

なお、今大会では選手の皆さんのナンバー

カード(ゼッケン)に装着されたICチップ

にて計測をおこないました。

 



女子第1中継所(いなっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフU氏撮影)

 



女子第2中継所(伊那バス)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフF氏撮影)

 



女子第3中継所(伊那食品工業)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

女子第3中継所でのタスキ渡し風景。

(計測工房スタッフY氏撮影)


なお、伊那食品工業 さんは大会のメイン

スポンサーでもあり、地元の有名企業です。
大変立派な経営をされていることで知られ、

全国の企業経営者の模範として名高く、

創業者の塚越寛会長のご著書は私もかつ

て起業前に拝読させて頂きました。
(→その時のブログ
※何度読み返しても勉強になります。



女子第4中継所(小出三区公民館)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

女子第4中継所でのタスキ渡し風景。

(計測工房スタッフK氏撮影)




フィニッシュ地点の伊那市陸上競技場です。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。
(計測工房スタッフA氏撮影)




今年の女子は地元の長野東(長野)が

1時間10分44秒で伊那駅伝初優勝を

飾りました。昨年の全国高校駅伝は2位

でしたが、今年2018年の全国高校駅伝

でも優勝候補でしょう。

今回は1区から一度も首位を譲らない

完全優勝でした。

 



そして午後12時10分に男子がスタート。

男子は6区間42.195kmで12月の全国高校

駅伝より1つ区間数が少ない設定ですが、

総距離は同じです。全国高校駅伝の2倍

以上の121チームがエントリーし、圧巻

の迫力レースです。

2017年12月の全国高校駅伝(男子)の

入賞校6校が今回エントリーしました。
佐久長聖(長野)、倉敷(岡山)、

仙台育英(宮城)、浜松日体(静岡)、

札幌山の手(北海道)、須磨学園(兵庫)

の6校です。他にも全国の強豪校が顔を

揃え、伊那の男子レースはほぼ全国大会

と同義だと言えるでしょう。



男子第1中継所(きたっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

男子第1中継所でのタスキ渡し風景。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 


男子第2中継所(みぶの里)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフS氏撮影)



男子第3中継所(JA上伊那東部中央

給油所)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフT氏撮影)



男子第4中継所(伊那市役所)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフF氏撮影)

 

 

 

男子第4中継所でのタスキ渡し風景。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 



男子第5中継所(いなっせ前)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。

(計測工房スタッフU氏撮影)




今年の男子は地元の佐久長聖(長野)

が2時間10分23秒で2連覇を飾りました。

昨年の全国高校駅伝も優勝しましたが、

今年2018年の全国高校駅伝も優勝候補

でしょう。

今回は1区から一度も首位を譲らない

完全優勝でした。

 

こうして、今年のレースは男女とも地元の

長野県勢が揃って優勝を果たしました。

 

 


TV生放送オンエアの長野放送さんの画面

には、弊社で計測したデータがリアルタイム

で送られ、各中継所での通過順位とタイム

(トップ差)が表示されていました。



スタート・フィニッシュ地点の伊那市陸上

競技場内に設けられた記録室です。

全部で10ヶ所の計測地点をリアルタイム

にデータ処理をおこない、計測データはTV

生中継の長野放送さんに送られした

この大会では計測地点が全部で10地点あり、

TV生放送へのデータ配信、そして大会公式

のリザルト(記録集)作成まで計測工房で

担当させていただいており、計測工房の中

でも屈指のボリュームの業務内容の大会と

なっており、記録室は私を含め3人体制で

臨みます。

計測工房で今大会を計測させていただくの

も7年連続になりましたが、最高難易度の

大会だけに、毎年この大会の仕事を通して、

その時の会社の置かれている状態を測る

バロメーターのようになってきています。

 

 

今年から陸上競技場には春の高校伊那

駅伝のメモリアルプレートが埋め込まれて

いました。

 


This is timing man.
We are professional timing man.
Born this way.
This is an everlasting journey.


今回も一期一会の貴重な仕事の
機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がり
ますように。