桐生祥秀9秒87のインパクト | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

昨日(2015年3月28日)にアメリカでおこなわれた
陸上の大会・テキサスリレーにて桐生祥秀選手
(東洋大)が追い風参考記録ながら9秒87で優勝し、
陸上界のみならず世間でも大きな話題になって
います。


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国際陸連(IAAF)のサイトでも記事になっています。


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朝日新聞では3ページに渡って記事掲載。


今回は、海外のレースで、しかも持ちタイムが
9秒台の外国選手複数に勝って1位になったと
いう点が最も価値があり、その結果として9秒87
というタイムが付いてきたと思います。

もちろん追い風参考記録なのですが、公認
でもほぼ同じタイムは出せるでしょう。
大学2年生となる今季は、9秒台をまず出し、
そしてそれを定着させるシーズンとしては、
最高のタイミングだと思います。
大学2年生という時期は、日本の競技者にとって
は最も環境が安定している時期です。
(進学、就職といった進路面での変化の影響が
最も少ないという意味で。余談ながら私・藤井も
1500m、5000m、10000mの生涯ベスト記録は
大学2年生の時にマークしました)

それにしても冷静に数字を見ると、9秒87と言えば、
1991年の東京世界陸上であのカール・ルイス選手
(アメリカ)が出した当時の世界新記録9秒86に
匹敵し、1992年のバルセロナ五輪の金メダルの
リンフォード・クリスティ選手(イギリス)の自己ベスト
タイム9秒87と全く同じです。
もちろん桐生選手が生まれる前の話ですが、当時
を知る私からすれば日本人が9秒87というのは
やはり相当なインパクト。

とうとうこんな時代が来たか、と思います。

公認9秒台の産声を楽しみに待ちたいですね。