昨日(2014年11月30日)は、山梨県南巨摩郡の身延町にて
身延山・七面山トレイルランニングレース2014<修行走> が開催
され、計測工房にてタイム計測を担当させていただき、私・藤井が
計測ディレクターを務めさせていただきました。
今年の大会ポスターの写真は、七面山の山門に向かう御坊さん達と、
山門の向こうから走ってくるのはトレイルランナー石川弘樹さん。
大会の二つ名は「修行走」。
ロングコース(36km)は、身延山(標高1153m)と七面山(標高1982m)
の2つの山にアタックします。
とにかくコースは上りか下りしかないという超ハードコースで、
気持ちよく走れるフラットな個所や緩やかな個所はないそうです。
ロングコースは累積標高差が2700m。
特に七面山参道は標高差1200mを一気に駆け上がるので、いわゆる
スカイレース(登山マラソン)の「バーティカル」の要素も入っています。
トレランのマゾヒスト達を心底うならせる極上のレース、それがこの
「修行走」です。
日蓮宗総本山である身延山久遠寺 の三門をくぐり抜けていくと
いう、日本でここでしか出来ないレースになっています。
(写真は打ち合わせ時に撮影)
身延山久遠寺の三門は、日本三大門の1つに数えられています。
(残り2つは京都の南禅寺と知恩院)
身延山久遠寺は大会の特別協賛として全面的なご協力を
頂いています。
身延山、七面山というエリアは日蓮宗の「聖域」です。
聖域を走ることができるトレランレース、しかも半端ではないハードさ、
仏教とトレランが完全に融合した、ここにしかないオンリーワンの
大会です。
身延山(標高1153m)。ロングコース(36km)、ショートコース(13km)
ともに山頂までアタックします。
ロングコース(36km)は身延山のあと、さらに七面山(標高1982m)に
アタックします。
スタート・フィニッシュ地点です。地面にはタイム計測用アンテナ
マットが設置してあります。
スタート前には、御坊さんによる安全祈願。これも今大会ならでは。
リアル修行僧の方も出場されておりました。仮装ではありません。
修行僧が修行走を走る。
そしてスタート!
身延山久遠寺の三門をくぐり抜けていく様子は、何度見ても圧巻。
なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケンに装着されたICチップ
にて計測しました。
ロングコース(36km)男子優勝は招待選手の小川壮太選手でした。
同じくロングコース女子優勝も招待選手の上宮逸子選手。
こちらは完走証発行所です。
フィニッシュした皆さんには各自のタイムと順位の印刷された完走証
が発行されます。
完走証は修行を完了したという意味で「満行の証」と名付けられて
います。この満行の証の完走証、素晴らしいデザインだと思います。
ちょっとマネできませんね。
私が計測オペレーションをおこなった記録室です。
会場には地元の物産、名産、おもてなしが並び、和気あいあいとした
リラックスムード。
男子優勝の小川選手にインタビュー中の、大会アドバイザーである
プロトレイルランナー石川弘樹 さん。
石川さんは他のプロデュース大会では、「楽しんで走ってください。
気持ちよく走ってきてください」と参加者の皆さんに呼びかけるのが
定番ですが、「この大会だけは覚悟して走ってきてください」と呼び
かけていました・・・。
表彰式で、ロングコースの男女優勝者にだけ授与されたのが、掛軸。
この掛軸は、隣町・早川町在住の画家・映水さんが手書きされた
大会コースマップです。唯一無二の逸品ですね・・・。家宝レベル。
映水さんご自身が大会コースを歩いて、ディテールを確認しながら
仕上げられたそうです。
ちなみに昨年(2013年)、ロングコース男女の優勝者に授与された
オリジナルトロフィーも圧巻でした。身延山の仏師さんが彫った逸品。
(写真は昨年)
大会Tシャツ(参加者用/スタッフ用で色違い)は、ロックフェス
さながら。寺と御坊さんとトレランシューズ。
MONK'S RUN、ここだけの表現ですね。
この大会のサブタイトルは「感応道交の道」、36kmロングコースは
「七面昇龍コース」、13kmショートコースは「思親報恩コース」、
日蓮宗総本山の身延山で開催されるトレランということで、徹頭徹尾、
仏教のコンセプトが貫かれています。
なお大会実行委員会の小松副委員長(写真)はトレイルランナーで
あり、本業が僧侶であられます。自らをTRAIL MONKと名乗られる
小松副委員長の存在が、この唯一無二のオンリーワン大会の要で、
この地に仏教とトレランの融合が成立していると感じます。
This is timing man. We are professional timing man.
Born this way. This is an everlasting journey.
今回も一期一会の貴重な仕事の機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がりますように。