The4100Dマウンテントレイル in 野沢温泉2014 が長野県
下高井郡野沢温泉村にて開催されました。
計測工房にてタイム計測を担当させていただき、私・藤井
が計測ディレクターを務めさせていただきました。

大会当日、早朝の野沢温泉村。
全長65km、累積標高差4100m、制限時間20時間のロング
のトレランレースです。大会名の4100Dは累積標高差を
意味しています。屈指のハードコースです。

会場は野沢温泉村オリンピックパーク(野沢温泉村は1998年
長野五輪のバイアスロン競技が実施されました)。
スタート・フィニッシュ地点にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。

メインは65kmの部ですが、その他に23kmの部、14kmの部もあり、
合計で900人以上のエントリーがありました。

65kmは、スタート後しばらくは温泉街のロード区間を走行するので、
自動車での先導が可能ということで今年はフォルクスワーゲン さん
が先導していました。

65km(&23km)の部スタート!
なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケンに装着された
ICチップにて計測をおこないました。

65kmはロングのトレランレースですが、最大の特徴は、
全行程が3区間(セクション1、2、3)に分かれていること。
各セクション終了毎に一度メイン会場に戻ってきます。
スタートしたら、ワンウェイでフィニッシュを目指すレース
とは異なり、レース途中2度、メイン会場に戻ってくるという
のは大きな特徴です。
このため、会場にある選手村(テント)に参加者の皆さんは
荷物を置いておき、セクションの合間に着替えたり、装備の
補充や交換が可能です。

さらにメイン会場はエイドステーションでもあります。
各セクション終了後は、たっぷりと飲食の補給を受けることが
できます。
レース中、2度メイン会場に戻ってくるため、非常に戦略的な
レースが可能でもあり、あるいは無理のないリタイアがしやすい
とも言えます。

フィニッシュへ!

こちらは完走証発行所です。

フィニッシュした皆さんには各自のタイム(第1セクション
から第3セクションまでのラップタイム入り)と順位の印刷
された完走証が発行されました。

表彰式風景です。

私がオペレーションを行った記録室です。
単にタイムを計測するというだけでなく、出走者のチェック、途中
リタイア情報の管理、現在レース中の人数など逐一管理します。
トレランでロングになればなるほど重要度の増す業務です。

やがて夕刻に。
制限時間は20時間。日没後もずっとレースは続きます。

日没後のメイン会場。
朝7時にスタートして、制限時間は深夜3時です。

最終ランナーのフィニッシュまで、完走証の発行も続きます。

夏の野沢温泉村。
青い空に入道雲、あふれる大自然の山々、日本人なら思わず
懐かしさを覚える里山の風景・・・、
この時期の信州は訪れるだけで「夏休み感」を満喫できます。
This is timing man. We are professional timing man.
Born this way. This is an everlasting journey.
今回も一期一会の貴重な仕事の機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がりますように。