去る2011年9月24日(土)から25日(日)にかけて長野県/新潟県にまたがって、
信越五岳トレイルランニングレース2011
が開催され、計測工房にてタイム計測を
担当させていただき、小泉が計測ディレクターを務めさせていただきましたので、
本日はそのレポートを記します。
この大会は長野県と新潟県にまたがる信越五岳(斑尾山、妙高山、黒姫山、
戸隠山、飯縄山)の110kmを制限時間22時間以内に走破するというトレイル
ランニング界におけるウルトラマラソンとも言うべき壮大なレースです。
大会ウェブサイトによると、(以下抜粋)
・トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュースした、信越五岳を結ぶ全長110kmの
壮大なコース設定。その97%以上がトレイルであり、自然環境の脆弱な部分や
急斜面等を使用しないことで、全行程が走れるコースレイアウト。
・家族や友人が選手にサポートを提供できるアシスタントポイントの設置、夜間走行
となる選手の安全に配慮したぺーサー(伴走者)の同行を許可する区間の設定など、
トレイルランニングの本場・北米の大会運営のノウハウを導入。
・参加者数の制限、開催後のトレイルの検証とメンテナンス等、さまざまな形で自然
環境に配慮するとともに、参加費の一部をコース近隣でトレイルの維持管理や
自然環境保護等を行っているグループの活動を支援するために使用。
(以上)
上記のようなコンセプトで開催されています。
スタート前、飲食などを取りつつスタートの準備をする参加者の皆さん。(長野県・斑尾高原)
(計測工房スタッフY氏撮影)
そしてAM5:30、いよいよ110kmのロングジャーニーに挑む勇者たち。まもなくスタート。
なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケンに取り付けられたICチップによってタイム計測を
おこないました。(長野県・斑尾高原)(計測工房スタッフY氏撮影)
今大会ではスタート地点、フィニッシュ地点の他にコース途中の4ヶ所を計測しました。
ここは第2関門(新潟県・笹ヶ峰高原)。携帯電話も圏外のポイントです。
(計測工房スタッフK氏撮影)
ここは第3関門(長野県・戸隠高原)。いずれの計測地点においても、通過情報を集計し、
他の計測地点から送られてくる通過情報と統合し、随時情報を把握・管理し、それを
フィニッシュ地点の本部に送り、本部が全体を把握・管理するという流れでした。
(計測工房スタッフS氏撮影)
そしてフィニッシュ地点は長野県・飯縄高原。(計測工房スタッフY氏撮影)
フィニッシュ地点のすぐ脇に記録室が設けられ、小泉が通過情報の管理、記録集計
にあたりました。(計測工房スタッフY氏撮影)
夜の帳(とばり)がおりたフィニッシュ地点。(計測工房スタッフY氏撮影)
制限時間はスタート後22時間。スタッフは一睡もせずに業務を続けます。
(計測工房スタッフY氏撮影)
そして、まもなく制限時間のAM3:30、フィニッシュ地点は制限時間ギリギリでフィニッシュ
に間に合うかどうかの参加者を待ちます。(計測工房スタッフY氏撮影)
随時貼りだされるリザルトに見入る皆さん。(計測工房スタッフY氏撮影)
明けて翌日の閉会式。110kmのトレイルに果敢に挑んだ勇者たちが再び集いました。
(計測工房スタッフY氏撮影)
This is timing man. We are professional timing man !
今回も一期一会の貴重な仕事の機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がりますように。