本日は滋賀県へ出張していました。
さて、この数日で読了した本です。
船井幸雄
さんの「資本主義崩壊 最終ラウンド
」です。
・結論から述べると、現在の経済不況は回復しない。
・2020年ぐらいまでに資本主義は崩れる。その決め手の年はこれから2013年
ぐらいまで。それまで苦難の年が続く。
・2030年頃までに宗教、お金、国家なども急速に消えていく。
・今の不況は、資本主義が崩壊するという根元的な不況なので回復しないが、
人として正しく働き生きていけば大丈夫、安心できる。
・2013年までアメリカのバブル崩壊は続き、それは2011年にははっきりわかり、
オバマ大統領の途中退任もありうる。
・これまでの「地の理」の時代から、「天の理」の時代へと変わりつつある。
天の理とは宇宙を動かしている「自然の摂理」のこと。「地の理」とは、文明を
進化させるために一時的に必要だったルール。
・資本主義と共産主義はエゴを大切にする社会システムという点ではルーツは
同じ。エゴを満たすために”平等”を大事にするのが共産主義、エゴを満たす
ために”自由”を大事にするのが資本主義である。共産主義は1980年代末から
1990年代前半にかけて崩壊していったが、資本主義もまさに崩壊しようとしている。
・NAFTA(北米自由協定)の参加国である、アメリカ、カナダ、メキシコで導入される
と噂されている共通通貨が「アメロ」である。アメリカがドルの負債を帳消しにして
「アメロ」で再生を図ろうというのはありえること。
・いま政府がどんな経済政策を打っても、この危機は乗り越えることができない。
これまでの考え方や価値観では対応できないのである。
・このような経済危機は、マクロに見れば次の素晴らしい時代を迎えるために
通過しなければならないプロセスである。であるから、これを正しく受け入れて
いく覚悟が必要になる。
・これからの時代に求められる人間のあり方は、
①ポジティブ人間を志す。 ②自己責任人間になる。 ③自分の納得できないこと、
理解できないこと、したくないことは決してやらない。 ④投機や博打はなるべく
しない。できればこれらに全く手を出さない。 ⑤自分と特に親しい人、顧客などに
損を与えることをしない。
・どんなことが起きても逃げたり避けたりせずに、真正面から向かっていくことにより
新たな局面が開けてくる。
・大転換の中で日本経済は本来の姿を取り戻そうとしている。工業、すなわち第二次
産業で雇用されていた人たちが職を失ったことは、農業への雇用シフトの条件が
整ったということ。農業が再生すると、雇用の確保、産業構造の立て直し、食料
自給率の向上と、本来のありうべき形に戻るだろう。
副島隆彦
さんの「日米「振り込め詐欺」大恐慌
」です。
・オバマ大統領はあと2年で辞任し(2011年)、ヒラリー・クリントン政権ができるだろう。
そして”ヒラリー・ファシズム”と呼ばれる統制体勢を敷く。
・アメリカは2010年から激しいインフレに襲われ、米国債が崩れ始める。そしてアメリカ
政府は必ず統制経済を導入する。日本もアメリカからの追い打ちを受けて、同様の
緊急の金融統制体制(すなわり預金封鎖)に追い込まれていく。
・アメリカは日本国民に対して振り込め詐欺をやっている。日本の大切な資金を700兆円
も振り込ませ、それらのお金を返す気もない。
・今年後半には1ドル80円台に戻り、来年には70円台、60円台まで落ちる。いずれオバマ
大統領はドルの切り下げをやって、1ドル30円台になるだろう。オバマはこのドル切り
下げの後、辞任し、ヒラリーに大統領職を取って代わられるだろう。
・アメリカは来年2010年から激しいインフレに襲われるが、日本はまだあと2年はデフレ
経済が推移する。しかし数年後には日本円も下落し、デフレ(不況)なのにインフレ
(物価高)という時代が来るだろう。
・日本国民の年金資金、とりわけその中心である161兆円の厚生年金は半分の80兆円
ぐらいが既に吹き飛んでいる。だから厚生年金はやがて半分、3分の1しかもらえなく
なるのである。今の60歳以下の国民は、もう満足な年金はもらえない。夫婦で月13万円
しかもらえなくなる。
・アメリカはこれからの4年間(2012年まで)で株や債券やドルがもっと暴落し、衰退して
いくので、日本はアメリカから少し離れるべき。
・アメリカは今後4年間で20兆ドル(2000兆円)ものドルを刷り、その果てにドルの大暴落
が起きるだろう。
・日経平均はやがて7000円台を割り、6000円台も割り込み、5000円台になる。底値は
4000円台である。そしてその後、日本の株価は再上昇していく。
・アメリカは2012年にどん底を迎え、世界覇権を奪われる。帝国の滅亡である。
・シティグループ(シティバンク)はこれから2年を経ずして潰れるだろう。アメリカ政府が
どれほど救済策を講じても、もうシティを助けることはできない。
・アメリカをハイパーインフレが襲った後、2012年にはデノミをおこない、従来の10ドルを
1ドルにするという通貨単位の変更をおこなうだろう。
・緊急の新ドル切り替えは、緊急の金融統制である。これには必ず、「預金封鎖」をともなう。
中丸薫
さんとベンジャミン・フルフォード
さんの「ドル消滅の仕組み
」です。
・アメリカは自然に消滅するだろう。アメリカによる100年支配が終わる。
・日本はこのままでは食糧危機が到来し、配給制になるだろう。
・アメリカ、カナダ、メキシコの通貨が合体し、新通貨「アメロ」になる。
1ドル=16アメロセントである。
・アメリカは5000兆円の財政赤字があり、ドル崩壊に進む以外に道はなく、
もう国家破産である。
・これからは明治維新ならぬ「地球維新」を日本でやらなければならない。その時
にはお金もあまり意味をなさない時代になっている。
・アメリカは今、時間稼ぎをしているだけ。アメリカのGDPが14兆ドルなのに、
2008年10月だけで15兆ドルを印刷してつぎ込んでいる。にもかかわらず
景気も株も落ちている。末期がんの患者に痛み止めを打っているようなもの。
・これから日本では、心を浄化してシンプルライフを心掛けること。2012年以降には
資本主義も終わる。
・これまでの「パクス・アメリカーナ」の時代は終わり、これからは「パクス全地球」の
時代を日本が提案していく時代となる。
これから世の中は大きく変わっていくようです
さて、1冊目の船井幸雄さんの本の装丁を担当されたのは、TYPEFACE
の渡邊民人
さん。
何度もご紹介していますが、計測工房のロゴマークなどのビジュアルデザインも
TYPEFACEさんに担当していただきました。