昨日読了した本は、セコム 創業者の飯田亮さんの「正しさを貫く 」です。
・経営とは、創業の基本理念を、どんなに時代の環境が変わろうとも、一心不乱に
貫き通すこと。
・「セコムらしさ」の三原則。
①正しさの追求。判断の尺度は「正しいか、間違いか」。
②正しいと判定されて、やると決めたことは、どのような困難があっても徹底してやり抜く。
③現状に甘えず、変化を恐れず、むしろ自ら変化を求める。
・社会的に見て正しいことは、必ずいつか社会に受け入れられる。
・仕事を進めていく上で、困難は避けられない。むしろ、困難が続くのが仕事である。
問題に正面から立ち向かってこそ、自分の成長がある。
・プロとアマを分けるものは「心根」であり、プロとしての「矜持」である。「プロとして恥ずかしく
ないように」と完全を求める人がプロであり、アマとは「不完全でもいいや」で済ませる人。
・スランプに陥ったときの対処法は、結局、愚直にやるべきことをやる以外にない。
・会社が大きくなればなるほど、経営者にはそれに応じて人間性が高まるということが
求められる。
・どんな事柄であれ、すべての責任は最終的にはリーダーにある。絶対に責任回避しては
いけない。
・リーダーには「強さ」があるのは当たり前だが、それとともに「人間の優しさ」が必要である。
・組織や会社のカルチャーを維持していく上では、「細かな乱れ」を見逃してはいけない。
・経営者には、能力よりも、人間を思いやる人柄が大切。極論すれば、経営は理ではなく
情である。
・組織には「艶っぽさ」が必要。いくら業績が良くても髪を振り乱し目を血走らせてという
会社ではなく、いつでもカッコつけて艶っぽい組織が社会に受け入れられ、発展する。
昨日のブログで紹介した稲盛和夫さんの著書「人生の王道」と通じる部分も感じました。
ニュアンスや角度は違っても、根元の本質は共通しているのではないでしょうか。
私が読書に求めているものも、そういった根元の本質を学びたいという部分は非常に
大きいですね。
明日は2007年最後の出張で、静岡県浜松市に行ってきます。