私は今年の4月から本格的に起業を開始して会社を興しましたが、まだ事務所が出来上がっていない
本日の時点までは、「会社イコール自宅」な状態でした。
同時に個人事業主でもありますので、自宅は「個人事業主事務所」でもありました。
そもそも、自宅で仕事をする計画などなかった会社員時代から住んでいますので、自宅は仕事仕様
になっていません。仕事部屋や書斎があるわけもなく、普通にリビングで仕事をしているわけですが、
さすがに設立した会社の書類や資料が増えてきて、そろそろ会社の事務所に全機能を移転させたい
ところです。まあ、それはあと少しの辛抱なのですが、今後は個人事業主としての活動もなくなります
ので、そうすると自宅はようやく本来の自宅に戻ると思います(笑)。
仕事仕様を想定していない自宅で仕事をするのは、微妙に無理がありました。書類の置き場とか
ないですし。そこで今日は、会社の書類をエイヤっとスーツケースに詰め込んでみました。事務所で
仕事が出来るようになったらスーツケースでガラガラ持っていきたいと思います。
本日読了した本、非常に良かったです。ストンと腑に落ちました。
私の中では、「仕事」、「ビジネス」、「職人」、「プロフェッショナル」などという言葉が長い間、
葛藤していまして、方向性を決定付けることが未だに出来ていないのですが、本書は1つの
ヒントになったような気がします。そういう意味で腑に落ちました。
本書は、これからの時代がプロフェッショナルの時代になるという趣旨で、プロフェッショナル
について多面的に述べられています。
・プロになる条件は3つある。
①非常に長期間にわたる教育、鍛錬に基づく専門的な知識や技術を持っていること、
②その職能集団に身を置くこと、③その仕事に与えられているルール(高い職業倫理)を守ること
・プロフェッショナルと似た言葉にスペシャリストがあるが、それは大きく異なるものである。
スペシャリストとは課業の専門化・・・ひとつの仕事を細分化して生まれた専門職
プロフェッショナルとは人の専門化・・・個人が自分で仕事の定義をした専門職
・プロ化する社会とは、それが何であれ類まれな一芸、得意があれば、それを極めていくことで
プロになれるということで、誰でもその世界の第一人者になれる。
・プロフェッショナルの成長は5段階がある。またその間に3つの壁がある。
→【入門の壁】→①専門領域の仮決め→②ロールモデルを目指しての見習い→【決断の壁】
→③専門領域の本決め→【自律の壁】→④オリジナリティの開花→⑤無心
・ビジネスマンにプロが少ない理由の1つは、退路を断てないこと。プロを目指すためには他の
可能性を捨てて、その仕事一本に絞らなければならない。
・プロ意識の向上のために
①退路を断って仕事に没頭する、②自己効力感=仕事への自信と確かな手応え、
③自己の客観視=自己商品化、④一流のものに触れる
・プロとして持っていなければならないスキル
①その仕事ができる、②その仕事をわかる、③その仕事に必要な人脈を持っている
・プロの人脈が持つ機能
①共同作業者、②情報源、③ライバル
・プロの道には「これで終わり」というものがなく、生きている限り上を求め続ける。
毎日が修行、毎日が勉強である。また、プロは加齢とともに学習量が増える。
・プロになれば職業的倫理観が絶対的に必要。これは企業経営が間違った方向に向かうことを
止める役割も果たす。
・プロと経営の間には3つの関係性が成り立つ。
①経営はプロの持っている個々の能力に対して信頼を寄せ、プロは会社の示す経営ビジョンに
対して信頼を寄せる。
②プロがプロとして育っていくための支援の仕組みを会社が用意し、プロは自分が育ったら、
育ててくれた会社に能力を提供する。
③会社は戦略方針を経営合理性から判断し、プロはプロフェッショナル論理として判断する。
・会社と個人のプロの関係は互いにぶつかる性格があるが、これが「対立」であってはならず、
相互の信頼関係を基盤とする。
本書では、人口減少と高齢化社会という2つの要素がプロ化社会を促していく要因であると述べて
います。いずれにしても、これが社会の方向性であるのならば、私の考えていたことも同じベクトルを
向いているのだと思いますし、間違っていないのだという確信も持てます。
弊社・計測工房の企業理念の6ヶ条のうち1つが、プロフェッショナルでなければ意味がないですので、
これからもプロフェッショナルの追求は大きな命題です。
