神田昌典
氏の「あなたの悩みが世界を救う!」を読了しました。神田氏はカリスマ経営コンサルタントと
して名高い方ですが、本書はビジネス本ではなく人生本です。
世の中の悩める人々50人の悩みに神田氏が回答するという形式になっており、悩みの種類も、仕事、
家庭、恋愛、世の中、生き方、etc・・・。
どの回答にも神田氏の人間臭さが出ていて非常に親しみが持てました。以下は心に残った点です。
・ビジネスチャンスとは社会で新たに起こりつつある状況と、現状とのギャップを埋める作業である。
・悩みはチャンスが形を変えたものであるから、逃げずに追いかけること。
・英語を身に付けたければ、日常会話から入るのではなくビジネス英語から入れ。
・ビジネスアイデアは異質な世界とぶつかって初めて見えてくる。なぜならアイデアとは今まで
関連付けられていなかった異なるもの同士を組み合わせることである。
・会社経営には「男性的エネルギー(推進力、管理力)」と「女性的エネルギー(実務力、調整力)」の
両方が必要である。特に成長期後半の組織には女性の登用が不可欠である。
・群れている男より、孤独に強い男のほうがかっこいい。孤独に耐え、1人でいる強さを身に付ける
ことが出来ると、真の友人が得られるだろう。
・困難や孤独を乗り越えて、人生のつらい側面がわかり、他人に対して本当に優しくなれたとき、
自分の内なる葛藤を統合して、器が大きくなることが出来る。
・今後10年以内に社会の価値観は変わるだろう。今後はお金という価値観で生きていない人間が
活躍するのではないか。
・価格を高くすることは、顧客の満足も引き上げる。なぜなら価格を高くするということは、提供する
側の格を高くすることであり、その格を保たねばならないという義務が生じるから。格を保つために
サービスの質が向上し、顧客は満足する。
最後に、神田氏の回答で目からウロコ的だったのが「プロフェッショナルとはどんな人のことでしょうか?」
という私が聞きたいような質問に対して、
→個人の資質をプロであるかどうかは考えない。誰にでも才能はあるので、その才能を引き出す環境と、
お互いに信頼する関係が前提にあったときにチームとして優れた仕事ができるのである。それは個人の
力量ではない。
というもの。ずばり、個人としてのプロフェッショナルという考えを否定しています。
考え方の是非は論じませんが、この姿勢は非常に斬新で感心いたしました。
多様な考え方を知るということは非常に大切なことだと思いました。