今日は大地と付き合い初めて1年目の記念日だ。色んなことがあったけど、いつも大地が傍にいてくれて守ってくれた。昨日の夜いつものように電話をした時、大地が明日は昼くらいに迎えに来てと言って電話を切った。迎えに来てなんて珍しいなって思いながらも早く行って驚かそうと思い私は早めにベッドに入った。次の日朝6時に起きた私は早々と支度を整えた。いつもより丁寧に髪を巻いて化粧をして今日のために買った黒いワンピースに袖を通した。袖と裾にフリルがついていて白のタートルを合わせると可愛いくて即買いしてしまった。大地が誕生日にプレゼントしてくれたネックレスをつけて準備完了。あとは大地に渡す腕時計を持っていくだけ。腕時計は実はお揃いで買ってある。この先も同じ時間を2人で過ごしていきたいって願いを込めたりしてる。大地を迎えに行こうと玄関のドアを開けたとたん驚いた。そこに大地が立っていたのだ。手には手紙みたいなのを持っている。
『………おはよう。こんなに早くにどうしたの?今から迎えに行って驚かそうと思ったのに………』
私がそう言うと少し困った顔をして
『………………いや…』
困ったなって呟いて頭を掻いてる。
『……栞を驚かそうと思ってたのに…仕方ないな…』大地は私を見て
『栞を待たせる訳にはいかないな。ちょっと早いけど出かけるか』と笑った。
ちょっと待っててと言って車を取りに行った。





時間が遅くなったけど誕生日デートしようと大地が言って出かけることになった。せっかくだから泊まりで行かないかと言われて慌てて準備した。ホテルは大地が予約してくれたみたいだ。少しドライブした後旅館に着いた。良くテレビとかで隠れ宿的に紹介されていそうな感じだ。
目が覚めたらお昼過ぎだった。大地に抱きしめられたまま眠りについたらしい。大地から突然押し倒されそのまま抱かれてしまった。いつでも宝物のように扱ってくれる大地。不安だったけど大地に抱かれるのは幸せだった。大地の胸に頭をくっつけて幸せを噛み締めていると大地が目を覚ました。おはようと声をかけると背中に回された腕に力が入り引き寄せられた。なんだか照れ臭い。『…何赤くなってるんだよ。こっちまで照れるじゃねぇか…。』
そう言いながら私のおでこを突っつく。
何気ないこの時間が好き
私を見て大地が微笑む。
『………栞。』
『なぁに?』

『愛してる。ずっと一緒にいような。』
私は笑顔で『うん。』と答えた。