ライフジャケットは、マリンスポーツ、舟下り、磯、堤防からの釣りなどには必要不可欠である。

 でも、小学生が川遊びする時もライフジャケットを身につけることが当たり前?になってる、それも流れがほとんどない浅い所でも。

 川で自由に遊ぶのにライフジャケットが邪魔になってるように見える。

 何でもかんでもライフジャケットっとて、どうなのかな〜と思う。

 ライフジャケットを過信し頼り過ぎてしまうと、本当に危険な状況を身をもって体験できないのではないか。

 ライフジャケットがなくてもある程度は浮けて泳げるようにしておかないと、危険の度合いが分からないのではないか。

 念のため浅い川でもライフジャケットをつけて遊ばせることよりも、まずは自分の泳力でどの程度の流れ、深さまで対応できるのか体感させなければならないと思う。

 勿論、事故がないように大人が目を離さないようにしっかりと見守る中でのこと。

 ここまでなら自分の力で何とかなりそう、でもこれを超えたら危険、自分ではどうすることもできないってことを経験するからこそ、自分の判断で注意するようになるのではないか。

 転ばぬ先の杖で最初からあらゆる危険要素を取り払っていたのでは、何も経験、学習はできない。

 学校の水泳授業で念のためにライフジャケットをつけるだろうか?レジャー施設のプールで泳ぐにはライフジャケットの着用が義務づけられているのだろうか?

 ライフジャケットは命を守るための優れたアイテムだけども、あくまでも補助的なものであり、必要以上に身につけることがいいとは思わない。

 場合によっては危険察知能力を奪ってしまうことになる。

 自分の限界を知らないことが一番危ない。

 常にライフジャケットを着用していた小学生が大人になった時、危険の度合いを正しく判断できるのだろうか。

 保護者はライフベストを付けさせてるから大丈夫などと子どもから目を離しては絶対ダメ。

 ライフベストの有無に拘らず、危険な行為、状況をわからせることが大人の責務だと思う。

 勿論、トンデモナイ危険を冒してもまで、そんなことする必要はないけど、やっぱ水の恐さを実感させることってとても大事だと思う。