(静岡新聞より)
数年前、市役所から「自治会役員の女性比率を◯◯%まで上げてくれ」という指示があったけど、各自治会から猛反発があり、指示を取り下げたことがあった。
市役所幹部の女性比率がトンデモナク低いにもかかわらず、自治会役員に女性を積極的に登用しろなどとは何事だ、まずは市役所が手本を示せということだろう。
どんな組織であろうと女性の比率を促すためには、ボトムアップよりトップダウンが有効だと思う。
上層部、幹部がまずは手本を示し女性の割合を思い切って増やす。それに連動して女性が活躍できる場が広がっていくのが自然だと思う。
どんなにボトムに女性比率を増やせと言っても、トップの女性登用率が低くては説得力はないし、組織全体で本気で取り組む土壌はできない。
国を動かす国会議員や官僚の女性登用率が先進国の中でトンデモナク低いにも拘らず、表面的に女性の社会進出、幹部登用を国民にお願いしてもなかなか進まないのは当然の結果なのではないか。
まあ、そんなことを言ってるだけでは何も変わらない。ボトムから時間はかかるだろうけど、できるところから地道に進めることも必要なんでしょう。
漁協の力仕事や危険な業務は女性では大変だけど、事務仕事などを担ってもらうことはできる。仕事内容を分別し能率的に進められる可能性はあるのではないか。
意識改革も必要だけど、仕事のシステムそのものを機械的に変えてしまうことが手っ取り早いのではないか。
様子を見ながらではなく、この仕事は男性、これは女性と最初から棲み分けたらどうかな〜。
議員の男女比率も決めてしまったらいいのに、そんなこと日本ではやらんか。
