
確かに運の良し悪しってあると思うけど、まず自分はどっちなんだろうって考えてしまう。
最悪だったな〜って思う時もあったし、運に助けられたと思えることもあった。
なので今までは人並み?だったのかな〜なんて思うけど、これからどうなるかはわからない。
「運のよい人」になるには「運を天に任せる」だけではダメみたい。
脳科学者、医学博士の中野信子さん、メディアにもコメンテイターとしてよく登場する。頭脳明晰で美人、著作は難解な言葉は避け、誰にでもわかるよう簡潔明瞭にまとめてくれている。人気が出るのは当然だと思う。
「運」というものは必ずしも、その人がもともともっていたり生まれつき決まっていたりするものでなく「その人の考え方と行動パターンによって変わる」
「運」について科学的にアプローチしたのがこの本です。
印象に残ったフレーズをまとめてみました。
「いまの自分を変えようとするのではなく、いまの自分を生かす」
「一般的な価値観や他人の尺度でなく、自分の価値観で自分なりのしあわせを把握する」
「健康には、しあわせと感じる状態を少しでも長く維持できたほうがいい。そのためには、日々の選択基準をおもしろさに合わせるのもひとつの有効な方法」
「運のいい人はプラスの自己イメージをもち、自分は運がいいと思い込む、運がいいと声に出して言う」
「運のいい人は早寝早起きをする」
「運のいい人はあえてリスクのある道を選び、ストレスレベルを上げる」
「運のいい人は他者を思いやり、ひとり勝ちしようとしない」
「運のいい人は他人の良さを素直にほめる」
「運のいい人は不安と上手につきあう」
「運のいい人は具体的な目的、目標をもち、達成のためにはマイナスの出来事も引き受けてみる」
「運のいい人はポジティブな祈りをする」
「運のいい人はより多くの人のために祈る」・・・
全くオカルト的な内容ではなく、それぞれの場面で脳から分泌される具体的な物質によって、脳を運のいい脳に変えてしまうという科学的な裏づけが示されています。
運は待つものではなく、自分から行動しないとなかなか掴めないものなんでしょうか。
行動したから必ず運のいい人になれるわけではないけど、多かれ少なかれ運は変えられるんじゃないかとこの本のおかげで思えるようになりました。