長良川の「電気ショッカーボード」の記事をまとめてみました。

 長良川などで相次ぎ発見されている特定外来生物「コクチバス」の繁殖拡大を抑える対策が求められる中、岐阜市の長良川で5日、県が導入した電気ショッカーボートがお披露目されました。
  電気ショッカーボートは、水中に電気を流して一時的に魚の動きを止めて捕獲するものです。
 去年9月に県などが滋賀県から借りたボートを長良川に持ち込んで実証試験を行うなど、対策が進められてきました。
  この日は、岐阜市の長良川左岸で県が約1500万円の予算を投じて購入した電気ショッカーボート1艇がお披露目されました。
  名称は「清流ガード」。全長4.6メートル、幅1.5メートルで、発電機と電力をコントロールする機材が搭載され、船首には2機の電極が装備されています。
 県コクチバス駆除対策推進協議会で会長を務める古田肇知事は「スピード感を持ってオール岐阜で取り組む」と、県漁業協同組合連合会の玉田和浩会長は他県でのコクチバスによる深刻な被害に触れた上で、「なんとしても駆除していく」と思いを語りました。
 コクチバスは肉食性の外来魚で、類似するオオクチバスと総称して「ブラックバス」と呼ばれています。
  オオクチバスよりも、冷たく流れの速い川に適応でき、鮎などの在来魚を捕食することから生態系への影響が懸念されています。
 

 船首から伸びるワイヤーで水中に電気を流し魚を感電させ、その中から特定外来生物のコクチバスだけを回収し駆除します。
 長良川などで2023年、生息が確認されたコクチバスは、アユの捕食による鵜飼への影響や生態系を脅かす恐れがあるとして、岐阜県はこれまでもため池の水を抜くなど駆除を実施してきました。
 感電した魚は数秒から数分で回復するため、在来魚への影響はないということで、今後は木曽川や揖斐川などでも同様の駆除が行われる予定です。

 

 岐阜県では2023年5月、美濃市を流れる長良川で、県の特定外来生物である「コクチバス」が初めて確認され、その後も相次いで見つかったことから、12月にコクチバスの完全駆除に向けた対策計画が作成されていました。
 コクチバスはアユなどと生息域が重なるため、アユが食べられてしまう食害が懸念されています。
 これを受け、県は5日、コクチバス駆除のため「清流ガード」と命名した電気ショッカーボートを披露。
 古田知事や関係者によるテープカットが行われ、駆除のデモンストレーションも実施されました。
 電気ショッカーボートは、水中に垂らした電極から微弱な電気を流すもので、一時的に仮死状態になった「コクチバス」を網ですくって駆除します。
 岐阜県によりますと、まずは長良川の岐阜市より下流域を中心に駆除を始め、2025年度までに完全駆除を目指したいとしています。



 「コクチバスが増えている」という河川が増加していますが、どのようにして河川に入り込んでしまうのでしょうか。

 池や湖のように釣り人が放流するなどということは考えられないので、ダム、溜め池などからの流入が原因ではないのかな~。

 いずれにしろ放置しておけば繁殖が進み、河川の規模にもよりますが数年で河川環境が壊滅的な影響を受けるとも言われています。

 長良川のように行政の支援を得て多額の資金をつぎ込み大々的に対策することができればいいのでしょうが、内水面漁連の懐事情を考えると簡単にはいきません。
 根こそぎ駆除することはできなくても、網、電気ショッカーなどを使って地道に減らしていくしかありません。放置していて自然にいなくなるなどということはないでしょう。

 友釣りをしていて、バスが掛かる、オトリを捕られたなどということがあれば、釣り人は二度とその河川には行かないでしょう。

 「コクチバス」が増えてる河川は危機感をもち、駆除を実行するしか生き残る道はありません。



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