昨日は終戦記念日だった。
職場から昼ご飯を食べに帰ってきた女房が「今年は黙祷するのを忘れてしまった」と。
在職中は必ず黙祷してたけど、ここ何年かはしてないな~。
午後、Netflixで山田洋次監督の「母と暮せば」を観た。
長崎の原爆で命を落とした医大生と母のお話し、涙が止まらなかった。
反戦映画を見るたびに、気の毒、可哀想だな~って思うけど、それで終わってる。そこから先は何一つやってない。
広島、長崎の原爆資料館には多くの外国人が訪れ、戦争、原爆の悲惨さを目に刻んでる。
しかし、原爆を落とした、落とされた理由、経緯についても明確に展示、示す必要があるのではないかと疑問をもつ方が多いと聞いた。
原爆の地獄絵を見てもらうだけでなく、なぜこんな惨事が起こってしまったのかを明らかにし、人間の愚かさを示さないと資料館としての説得力に欠けるのかもしれない。
深夜、NHK BS1で「゛玉砕の島゛語られなかった真実 テニアン島 サイパン島」を観た。
捕虜を出さないため日本兵や身内の手で殺された幼い子。集団自決。憎しみを募らせた米兵による民間人への一斉射撃。そして、日本の戦争が強いた島の先住民の多大な犠牲。
重い記憶を背負った人々の遺言ともいえる証言で綴った衝撃の内容だった。
自分は「戦争反対、平和な世界」を何となく願ってるだけ。
戦争の凄惨さを知る、勉強して自分なりの歴史観をもつ、二度と戦争を起こさないためにできることは何か考えてみる。
何一つやってないな~、このように思うのも数日だけ、また「いつもの日常?」がやってくる。
こんなことでいいのかな~。