ウォーキングやジョギングでよく渡る倉真川「大池橋」の橋脚の上に繁殖している植物があり、こんな所でどうやって成長するんだと不思議だった。
昨日、その植物を見ると綺麗に開花していたので調べてみると、「ランタナ」という外来種であることがわかった。
南アメリカ原産、世界中に帰化植物として定着している。日本では小笠原諸島、沖縄諸島に移入分布している。
多数の小花からなる散形花序をつける。開花後、時間がたつと次第に花色が変わるため、同一花序でも外側と内側では花色が異なる(内側が新しい)。開花時期がアジサイと重なり葉の形も似ているが、アジサイとは全く別種で全体的に小さく花の色は派手である。
果実は黒い液果で種子に有毒物質であるランタニンを含むが、鳥が食べ種子を散布する(種子を噛み砕く可能性の強い哺乳類には有毒だが鳥類には無毒という液果をもつ植物は多い)。
茎は断面が四角で細かいとげが密生する。葉は対生し表面がざらついている。暖地では戸外でもよく育ち高さ1.5mほどになる。
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。特に熱帯~亜熱帯気候の土地では、よほどきちんと管理してないとそこかしこにこぼれ種で増えてしまい、そうした気候の土地では「植えてはいけない花」と言われることさえある。
ランタナ属は中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草を含む。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっている。ややツル状に横に這って茂みを作り、茎には細かい逆棘があるため扱いにくい。他方、花には多くのチョウが集まり、花自体の美しさも相まって見応えがある。日本のような寒い季節がある温帯気候の土地だと、秋季の切り戻しなどの人為的な越冬対策をしないと枯れてしまうこともある。熱帯地方ほど深刻な侵略種ではないためか、園芸植物として庭に植えられている。また一部にランタナ・ヴェリエガータのような種子を作らない品種もあり、園芸種として流通している。
ランタナ属でよく栽培されるものとしては、ランタナの他に、小型で地面を這い赤、紫などの花をつけるコバノランタナ、あるいはこれらの雑種がある。
Wikipediaの解説から推測すると、人が降りれる場所ではないし、種子が風で飛んでくる可能性も低い、鳥の糞に含まれていた種子が橋脚の間などに入り込み成長したのではないか。
でも土のないコンクリートの間で繁殖できるとは何と生命力の強いことか、ラテンアメリカのパワーなんでしょうか。
今朝のウォーキング中、逆川の「大手橋」下右岸の護岸上にいた「カモシカ」を目撃。護岸から道路への階段を途中まで登って引き返したので笑えた。その後護岸を上流に向かって走って行った。
逆川で「カモシカ」を発見したのは人生初、街中までどうやって来たんだろう。朝の散歩?で街中まで足を伸ばしたのだろうか。
この記事をアップした後、掛川市の同報無線で「カモシカ」注意の放送が流れた、7:45頃に目撃されたって言ってたけど、自分が見たのは7:30くらい、まだ周辺に居たんですね~。




